谷川岳東尾根を散歩してきた

3月12日は谷川岳の東尾根へ行ってきた。
去年はタイミングを逃してしまったのだけれど、今年は移動性高気圧に覆われた抜群のコンディションと先行する複数パーティーのバケツトレースでとても気楽に登ってきてしまった。
時間はあまり参考にならないけれど、4時に指導センターを歩き始めて11時10分にオキの耳へ着いていた。
ロープを出した場面では暫くの待ち時間もあったにもかかわらずこれだったので、どれだけ美味しいとこ取りしたのかと。
会のメンバーや先日にお世話になった東北メンバーに偶然会ったKSKさんやらとやいのやいのと楽しい山行だった。
このルートが行列になっていたのは、ここに入れる限られた期間にやってきた好天故だろうな。
天神平からの人は絶え間なく行列を作っていたくらいの山日和を満喫した1日。
ありがとうございました。
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ギア類は殆ど使わなかった、紐系をそこそことダブルロープ1本が基本なのかな。
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広河原沢2ルンゼ~トラバース

12月23~24日で広河原沢2ルンゼへ行ってきた。
25日は仕事が入ってしまったので連休の最終日の好天を見ずに。。

土曜日は気温が高く、雪も氷も少なく沢登り状態だった。
途中まで進んでツェルト泊。
随分と寒いと思ったら、朝には流れていた沢も凍り付いて登れなかった滝まで固まっていた。
最後まで進むと時間切れになりそうな感じもあったので岩壁を前にトラバース。
先まで見通しが効いたので弱点を繋げて中央稜へ出て阿弥陀岳山頂へ。
下山は御小屋尾根だったので最後はヘッデンになっても安心だった。
J&Nでお風呂と美味しいご飯を食べて帰宅。
久し振りにモノトーンの世界を見てきた。
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下山の時にはご褒美の青空が顔を出してくれた。
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北鎌尾根~敗退

5月4~6日は北鎌尾根を目指して、敗退してきた。

4日の朝は上高地BTより、しとしとと降る雨の中を歩き始めるも、暫し歩くとすっかり青空となっていた。
横尾までは全く雪が無く槍沢ヒュッテくらいから雪道となるような状態だった。
天井沢へ水俣乗越を越えたと思っていたのだけれども、後に知ったのは間違えて1つ先のコルを越えていたのだった。
この日は北鎌沢の出合に幕営、と思っていたのだけれども実際には1本上の錆色のガレた出合だったと云うオマケまで。
夜には予想外に雪が降り積もり、未明まで止まなかったので諦めモードが優勢になる始末。

5時に起きて撤収、雪は止んでいたので貧乏沢より撤退しようと下流に向かうと本物の北鎌沢右俣が見えてきた。
行けるかな?と雪渓を上り詰めて北鎌沢のコルまで上がるとそこは真っ新な雪稜だった。
残雪期の締まった雪と思い尾根を進もうとすると腰下くらいのグズグズ雪のラッセルで遅々として進めず。
今日中に目途を着けるのは難しいと判断して撤退を決めたのだった。
また北鎌沢を下り、水俣乗越の南側に見える低そうなコル(と思っていたが実際にはこちらが本当の水俣乗越だった)へ登り返す。
すると前から2人組が降りてきて今から北鎌尾根へ向かうと言う。
行ける人なら行けるのだろう。

自分たちも頑張れば行けたかなと思う反面、やっぱりあの場で無理と判断して引き返したのは妥当だっただろう。
この程度のラッセルなら自分の実力で問題無くこなせると思えなかったのだから。
歩けないなら荷物を持てないなら山へは行けないし、年齢で無理と思ったらその時に山は終わってしまう。
今回を教訓に(ルートミスも含めてw)、しっかりと力を付けて次回は湯俣からここを登りたいな。

そして夕方18時に横尾へ戻ってきて幕営し、翌朝に上高地より帰宅の途に就いた。
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大源太山コブ岩尾根へ

3月26~27日は、りーさんから大源太山コブ岩尾根どうでしょうと話が入り今回も3人で行ってきた。
上州のマッターホルンと言われている大源太山の、コブ岩尾根?ですか、調べておきます、てな塩梅に。

7:00清水~10:00本谷渡渉~11:50C・D沢出合にあるのどちんこみたいなピーク~14:00過ぎニセ4ルンゼ右岸上の台地
4:40出発~8:00コブ岩~9:05大源太山頂~10:40二俣スキーデポ地~13:15清水

巻機山の登山口として人気の清水の集落の先の除雪されていない国道をスキーでアプローチ。
まあ今回は雪が少ない為に帰りには所々アスファルトが見えているような状態でスキーのメリットは全然無かったのだけど。

本谷の渡渉はスノーブリッジなどと云うものは無く、靴を脱いで裸足渡渉してしまった。
二俣でスキーをデポしてからコブ岩尾根への尾根を登るつもりが、どうにも変な感じに間違ってC沢とD沢との出合付近にぴょこりと飛び出した突端のような場所へ登ってしまった。
ここからの眺めで漸く尾根の概念図を掴めたところで、時間的に予定していた日帰りは厳しそうな感じ。
実際には最も顕著な長い尾根へ、右俣に入ってすぐの左上するルンゼ辺りより入れば正解だった模様。
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本日は泊まる気満々な道具も持って来ているのでビバークして翌朝に登ることにした。
幕場はニセ4ルンゼの右岸の上にある快適な台地。

土曜日は暖かく雪の状態が芳しくない感じだったので、今日は早めに下山のルンゼへ入れるよう日の出前に出発。
雪の斜面を登って尾根に取り付き、藪漕ぎと雪稜歩きを織り交ぜながら進む。
雪の状態もあって1番悪かったのはこの辺りかな、途中で残置ハーケンもあったし。
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コブ岩がなかなかの迫力で見えてくるが、近づいてみると登るラインがしっかり分かるのも面白い。
雪も少なかったこともあり、急峻な沢の詰めかってな奮闘具合で藪漕ぎを繰り返してリッジまで進む。20160326daigentakobuiwa3

リッジに出れば大源太山頂はもう目と鼻の先だった。
山頂には昨日か今日に土樽方面より入山した人のトレースがしっかりと残っていた。

下りは1つピークを越えた先の緩いルンゼから、と思っていたら手前のルンゼが予想以上に緩かったのでこちらを選択。
まだ10時でここまで殆ど曇り空だったので雪が昨日に比較して緩んではいないだろうとの予測もあり。
下りつつ振り返るとスキーで滑降したいような広くて綺麗なバーンが広がっていた。
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昨夜のビバーク地の脇を通過してスキーデポ地まで戻ったら後は滑って、と云う目論見は全く外れてしまっていた。
林道は思った以上に平坦で歩くことしか出来ないし、昨日の暖かさで何か所もアスファルトが露出していて滑れなかった。
最後は板を外してザックに着けて歩いて戻る始末に悲しいというよりもう笑うしか無いような。

今年は雪が少ないからか雪のナイフリッジはそれほどには多く無く、労力は藪漕ぎによって費やされていったのだった。
と言いつつも、見渡す限りの真っ白な山々に囲まれながら雪山を歩くのはやっぱり楽しかった、ありがとうございました。

旭岳東稜

りーさんから27日の週に八ヶ岳の旭岳東稜へ行きませんか?とお誘いがあり、予定が空いていたので二つ返事で決定。
八ヶ岳の東面は初めてで、尚且つ宿泊道具を背負っての岩場にしては難しそうだったので軽量化と防寒対策のバランスが難しい。

【今回のコースタイム(3人)】
8:00美しの森P~9:50出合小屋(休憩30)~10:50尾根取付~14:00幕営完了
4:00起床~6:00出発~7:10五段の宮取付~7:55登り始め~11:45旭岳山頂
~12:30ツルネ東稜(休憩25)~15:00出合小屋~16:30美しの森P

今年は雪が少なく、ここ旭岳東稜も例外では無かった模様。
駐車場を歩き始めてから暫くは乾いた土の林道が続いていた。
林道の分岐点には出合小屋の標識があったので迷うことは無かった。
林道が終わってからの川原歩きでは一応は渡渉もあったけれど、普通に歩いて横切る程度だった。

出合小屋を過ぎてからも標識があり現在地は掴みやすい。
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この標識からすぐ先で右岸側に分かれる沢の右岸より尾根へ取りついた。

雪が少ないのでワカンは途中でデポしてきたのだけれども、予想以上にしっかりとした雪に古いトレースが残っていて歩きやすかった。
途中で懸垂をする場合もある?というポイントの手前にザックを置いてから少し偵察しに行ってみた。
コルへ降りてから登り返す途中に良さそうなポイントがあったので戻ってザックを持って来て幕営。
今回は軽量化のためにツェルトにたのだけれど、結露以外は思ったより不便は無かったかな。
風があったり大雪になったりしたら大変だったと思うけれど。
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晩ご飯は軽量化と思っていたら下界と変わらぬ美味しい鍋で、夜もヌクヌクと幸せに熟睡してしまった。

夜中には少し雪が降ったけれど、目を覚ました時には星も見える快晴となっていた。
ずっと日蔭の安定した西面と対照的に東面はモルゲンロートに包まれ気温も上昇していく。
真っ白な雪の世界が赤く染まって不思議な世界がまた良い雰囲気。
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まさに登攀日和と言えるような朝日を浴びつつ雪稜をしっかり踏みしめながら歩き、通常ならロープを出すんじゃ無い?と思うような雪壁と草付を登った先にハイライトの五段の宮が見えた。
先行パーティーが左巻きで登っていたのでノンビリと準備をしてからスタート。
りーさんがグイグイと、と思ったら逡巡しながら悪ぃと口走りつつ慎重にロープを伸ばしていった。
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出だしから悪いと思ったら昔は残置スリングが下がっていたりしたようで、フリーは大変だった。
3段目の正面にクラックがあるピッチの先で灌木でビレイ、4段目は右手から回り込んで登って岩稜のトップで灌木でビレイ。
ここでからのーるトップで雪稜を中心にグイグイと伸ばしていって3ピッチだったかで旭岳の頂上へ出ることができた。
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山頂は風が強かったので下山路のツルネ東稜へ入ったところで休憩、シャリバテしてきた感じだったので漸く一息。
ツルネ東稜は左手の尾根へ進まないとハマってしまうので気を付けていたのだけれども、
多くの枝分かれした踏み跡と同じく、我々もルーファイをミスして下降可能な尾根は途切れてしまった。
しかし固くボコボコとしたデブリに延々と埋め尽くされた谷間が安定していてくれ、何とか最後まで下降することが出来た。
その下降してきた谷間は昨日に取りついた尾根のある沢だったという。
ツルネ東稜の下降は知らないと難易度が高いようだ。

あとは踏み跡を辿り出合小屋へ着いたらまた少し休憩し、そこからはダラダラと歩いて美しの森へ帰着。
駐車場には2時間ほど先を進んでいたパーティーの車が残っていたのだけれども、ツルネ尾根の下降でハマってしまったのかも知れない。
今回は軽量化したと思っていたけれど、まだまだかなり重い装備となってしまった。
もっと軽量化するにはいろいろと買い換える必要がありそうで、これまた悩ましい。
今回は良くも悪くもラッセルは全く無く、良く締まった雪に残るトレースはとても歩きやすかった。
快晴の雪山の稜線を歩いたのは今シーズン初、楽しい2日間でした。
ありがとうございました。

マチガ沢のどこか・・・を登攀

10月4日は会の集中山行2日目で、マチガ沢東南稜を目指したはずが。
天気予報が大きく外れ、霧雨がぱらつく視界10m~のガスに巻かれルーファイミス。
途中から、どこか分からぬ沢と壁と尾根を繋いでヒョッコリとオキの耳に出ることが出来た。
どの辺りを登って来たのかは調査中w

今回は2人パーティーx2で登攀の予定がそのまま4人パーティーで行動。
残置など全く見当たらないところで何度かロープを出したりしつつ、14時半にオキの耳へ出ることが出来てロープウェイ下山。
自分たちで弱点を繋ぎつつ先の見えない中でピークを目指すのはアルパインらしさを楽しめた。
結果的には面白い山だった。
教訓は濃霧の時には気を付けましょう
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一ノ倉沢奥壁南稜~国境稜線

10月3日は会の集中山行1日目、で一ノ倉沢へ。
睡眠3時間で3人パーティーで、だけど思わぬ南稜貸切で国境稜線へ繋げてくることが出来た。
14時間行動で疲れたけれど雲一つない青空での稜線はしかった。

土合駅の少し先にある無料駐車場を出発したのが4:20、一ノ倉沢出合で予定通りに明るくなってきてヘッデンをザックに仕舞う。
アプローチを曖昧にしか覚えていなくてayk氏にどうだったっけ?と聞きながら進む。
懸垂下降ポイントで50mロープ1本で足りるんじゃない?と言いつつ連結して降りたら50mほぼ一杯、寝ぼけてるのか滅茶苦茶だ。。。
目の前の岩尾根を上がっていったらそれがテールリッジだったと気付くくらいには適当な記憶に笑いそうなくらい。
朝日を浴びて赤く染まる一ノ倉沢が広告写真のように佇んでいる先を目指し、岩尾根を快適に汗だくに進む。
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さすがに取付は忘れていないので迷わずテラスに到着して準備。
一ノ倉には他に2パーティーしがおらず、しかも四ルンゼと変チ⇒滝状態に中央稜だったのでまさかの南稜貸切り。
トップは何となく自分でスタート。
出だしは流紋岩?で濡れて泥の着いたソールはフリクションを全く感じなくて焦る。
凹角に入るところがびしょ濡れだったので迷った挙句に一旦ピッチを切ることにした。
誰も行かなかったら仕切り直して、直近でビレイしてもらって自分が行くかな~と思っていたらgaru氏がトップを買って出てスタート。
12クライマーらしく右側の濡れて悪いフェイスを抜けていった。
次のピッチは乾いていて、草付の手前までayk氏トップでぐいぐいとロープを伸ばしていく。
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草付はロープを引き摺ったまま歩いて次のビレイポイントまで。
またayk氏トップで、最初のボルトハンガーを通り過ぎ、リッジへ出る手前の凹角まで伸ばしてビレイ。
ここからリッジへ出て気持ちの良いラインを登る。
記憶よりガバガバで快適に登り、残りのロープ長を聞きながら残置だらけのビレイポイントまで。
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ayk氏トップでカンテを回り込みながら上に出たりしつつ最後の垂壁手前まで伸ばしてビレイ。
最後のピッチはgaru氏に託すと終了点までサクサク登っていった。
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ここで南稜は終了、そして11時前ならば稜線へ抜ける計画だった。
本当は12時前なら行ってしまおうかと思っていたのだけれども、また10時半だったので迷わず山頂を目指す。
クライミングシューズのまま濡れている場所も多い岩場を慎重に登っていく。
ロープを出すか迷うところではあるけれど2人とも強いし大丈夫ってことなのでそのまま。

リッジの草付に踏み跡が出てきたところでアプローチシューズへ履き替える。
暫くは紅葉した草原の稜線を気持ち良く登って行く。
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行く手をモロモロの岩に阻まれたところで靴を履き替えてロープを出す。
ロープが屈曲するけれど落石を考えて方向が変わる場所でランナーを取りリングとピトンのビレイポイントまで。
ここのリングボルトを打ってある岩は、後ろを見るといつ落ちてもおかしく無い感じで浮いているので使わない方が良さそう。

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また紅葉した稜線を秋風に吹かれながら歩き、最後に腰下の笹薮漕ぎをして1時半過ぎに稜線へ出た。
一ノ倉岳の山頂は徒歩5分程度なので寄り道をしてから谷川岳を経由して下山。
せっかくなので下山路は西黒尾根の予定だったが、最後にヘッデンとなりそうだったので巌剛新道へ少しだけ軌道修正。
日没して暗くなる前には無事に林道へ出ることができヘッデンを使わずに済んだ。

やっぱり稜線まで抜けるのはいい。
秋晴れの紅葉シーズンに人気の岩場を貸切で楽しむことが出来た幸運。
ありがとうございました。

シルバーウィークの静かな岩場

1週間前、F氏より開拓の岩場へ行かない?との連絡があり3人で行くことになった。
5連休だけれどもフルに使わず土曜日からの3日間。

金曜日の夜に出発したけれど、久し振りの晴れた週末がシルバーウィークの連休と云うことでか駐車場は未曽有の大混雑。
もし溢れて路上駐車している車の全てに駐禁切符を切ったら県警には苦情が1万件くらい殺到するに違いない。

明るくなってから出発、曇り空の下をガレガレの沢筋を歩いていき、滝の脇を2回ほどロープを出して幕場へ到着。
途中からガスに包まれ霧雨状態が続いていたので本日の登攀は中止して早い時間からふて宴会とする。
翌日も昼過ぎまでこんな状態だったら中止かなと話しつつ早めに就寝。

翌日にはガスもだいたい消えていて予報通りに晴れそう。
まだ壁は濡れている箇所も多そうな気もしつつ、明るくなると同時くらいに行動を開始。

1ピッチ目フォロー、濡れている場所を避け快適なビレイポイントまで。ボールナッツの青が決まっているのを始めて見た。
2ピッチ目トップ、ちょっとしたボルダー的ムーブの後は快適に、ロープの流れが悪くなる前にビレイ。
今度はビレイポイントに自分でボールナッツの青をバチ効きさせることになってちょっと嬉しかったり。
3ピッチ目フォロー、核心の手前まで残置の錆リングを無視して伸ばしてビレイ。
4ピッチ目フォロー、プロテクションもムーブもトップじゃ無理。明らかに危険な浮石を避けつつアルパインの腕を試されるようなピッチ。
5ピッチ目フォロー、真っ直ぐ快適に、方向が変わる手前まで。
6ピッチ目トップ、快適に見えたのは出だしだけでプロテクションはプアで途中からボロボロのポテチ岩。安心の灌木の上まで伸ばして支点作りに苦労。
7ピッチ目フォロー、ほぼ歩き的で戻ってくる予定だったのでロープは上部の灌木とでFIX。
8ピッチ目?それぞれ、ちょっぴり突き出した岩の頭がピークだったので交代で上に立って終了。
下降はいろいろと支点工作をしつつ思ったより素直に取付まで。
核心
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まだ明るい時間に幕場までもどったけれど、お酒は昨日で殆ど消費してしまっていたので気持ちばかりの祝杯。

翌日は下山のみだけれども道は良くないので慎重に。
懸垂下降地点の支点を補強したりしつつ午前中に下山することが出来た。

帰り道は渋滞が始まる前にと急いだものの、やはりそこそこ渋滞に巻き込まれて暗くなる時分に帰宅。
今回はピークまでチーム全員がオールフリーで登ることが出来て本当にすっきりした気分。
詳しい記録はそのうち忘れたころにどこかで。

みるみる冬に変わったウメコバ沢

12月13~14日は足尾のウメコバ沢へ。
早朝に銅親水公園を出発したときには青空が広がり雪も全く無い穏やかな冬の日だった。
松木沢渓谷沿いの道をテクテク歩くと聳え立つガレガレの岩稜が迎えてくれる。
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1時間半ほどだかを歩くと広場に昭和の産業遺産と思われる動かないブルドーザーがあり、ここにベースを設営。
また歩いてウメコバ沢の文字が壁にある対岸の顕著なゴルジュまで30分くらい。
滝の脇にある嫌らしいベルグラの張るアプローチをFIXロープ便りに登って岩場の下部へ。

「足尾讃歌」のトポを頼りに最初はチコちゃんるーとを登ってみようと取り付いてみた。
岩には全く雪も無く、ダブルバイルとアイゼンよりクライミングシューズを持って来れば良かった感じ。
がしかし、のーるトップで1ピッチ目を登り始めるとすぐ、泣き出しそうに薄暗く変化していた空からチラホラと白い冬が舞い降りてきた。
まによん、りーさんと順にリードしていくうちに辺りは真白く、雪は風に煽られ横に走り上に吹き上がりすっかり冬壁の様相。
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更には4ピッチ登ったところで垂壁が目の前に出てきて、明らかにチコちゃんルートで無いことが分かった。
これは登るとタイムアウトするだろうとの判断に撤退を決定。
ここには都合よくしっかりした残置があり、右手へ降りて行くとルンゼに入り灌木を利用して3ピッチで下降することが出来た。
そして取付に着いたときにはもうヘッデンが必要となっていた。
しかし、今回登ったルートは一体どこだったのだろうか?
ま、面白ければそれで良しw

下降前にはちょうどウメコバ沢の大滝が見えたが、まだアイスとしては登れない状態のようだった。
もう少しかな。
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翌日は冬型が強まり荒れるとの予報だったのでしっかり朝寝坊とする。
が、目を覚ますと雪は降っていなかったのでどこか少し登ってこうかと決定。
ウメコバ沢のアプローチも面倒なので入口手前の左側にある簡単そうなルンゼを適当に登ってみた。
夏にはボロボロで浸み出しで、と予想されるルンゼも冬には凍り付いているので比較的固い。
2ピッチ登ったところで灌木を使って懸垂下降で戻った。
凍ったクラックには滑ると怖いカムよりトライカムの方が安心感があるな。

この予報で行くんかと思ったけれど結果的には冬壁の始まる足尾を楽しめた。
刻々とコンディションの変わる壁を登って行くのも良い経験になったし。
ありがとうございました。

雨で敗退な岩場

今年もF氏のここへ行こうよ!で話が始まり、ビレイ要員のつもりで初めての岩場へ行ってきた。

渡道無きアプローチではガレガレの急登を登り、時にはロープも出したりで一苦労。
滝のような汗を流して岩場の基部近くに着き、ガレガレの岩を整地して3人が寝られるスペースを確保。
急峻なので寝る場所を作るだけでも大変だ。

ここのところの雨により目当てのレインはびしょ濡れで、フリーでどころが人工でも、、、な状態。
ではあちらの岩場を登ってみよう~と別のルートへ転進。
ルートと言っても何処から登るかは適当に、自分でラインを選んで自分でプロテクションをセットしていく。

1ピッチ目、のーる、40m
階段部分を登ると思いきや、少々テクニカルなフェースへ進んで行く。
弱点を突いて右へ左へと思いきや、正面へ真っ直ぐ入って行く。
そしてフォローしてみるとⅣ+~くらいの「なかなか面白いライン取りだった。

2ピッチ目、まによん、35m
直登はジャミングが効いたらと思ったけれど全然無理だったので脇へ逃げる。
被っていてガバでは無いので5.9欲しいな~
後は階段とガバガバで固い岩の露出感ある快適なライン。
ビレイポイントに困って1枚ハーケンを打ってしまった、まだまだ経験不足。
もっと広範囲を探してやれば節理はあったようだ。

3ピッチ目、のーる、35m
出だしがまた少しテクニカルでⅣ~くらいが適度に続く。
ここでピッチを切って今日はタイムアウト。

ロープをFIXして一旦下降、BCへ戻り山奥の秘境感を満喫。

翌朝は雨がポツポツと降ってきて予報通りにハッキリしない天気。
岩場も濡れてしまい、回復の見込みも無いのでFIXを回収して撤収することにする。

またガレガレを下って下山。

自分でラインを選んで自分でプロテクションを選んで登るのは多くの要素があって難しい。
ランナーもだけれども、堅牢なビレイポイントの構築が本当に考えさせられた。
そう言えばI田登山塾の講習もそんな面白さを教えているらしい、人気な訳だ。

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雪解け中?の笠ヶ岳へ

5月24、25日は笠ヶ岳の穴毛沢にある岩場でクライミング。

水曜日に話が入り木曜日に決定して、残業で帰ってから夜中に準備して睡眠不足のまま出発。
この時季は駐車場もガラガラに空いている。
雪渓で埋まった沢を詰めて4時間。
雪が無ければ倍近くの時間を要するかも知れない。
雪を切り崩してテントを設営してから岩場へ。
凹角を4ピッチを登り、ロープをFIXしてテントへ戻る。

翌日はユマールで戻り、更に上を目指す。
残り3ピッチで11時過ぎにピナクルの頭へ到着。

自然の岩場なので浮石や泥や水濡れグレードは高いがクラックがしっかりしていて支点の取りやすい場所も多かった。
まあ自分は殆どフォローだったけれど。
何度か上部で雪が崩壊して大規模な岩雪崩のごときものを見た。
地響きと共に雪のブロックが降り注ぎ流れていくのは凄い迫力だった。
この時季にこの岩場はあまり良くないかも知れない。

素晴らしい景色のテン場(出入り注意だけどw)
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赤岳ショルダーリッジ右

3月29日は日帰りで八ヶ岳の赤岳ショルダーリッジ右ルートへ。

【今回のタイム】
5:45美濃戸口~8:40行者小屋(35min準備)~10:45主稜取付
~11:55ショルダー右リッジ右側取付~16:30登山道
~17:05赤岳展望荘発(ギア整理等)~19:55美濃戸口

城ヶ崎でノンビリでもいいけど八ヶ岳のバリエーションも時季的にラストかな何て思ってたところ。
日曜日の天気が悪いので土曜日に日帰りでショルダーリッジ右でどう?との連絡に二つ返事で決定。


春が近づき、歩き始めはもうすっかり明るくなっていた。
スタートが遅くね?との突っ込みは受け付けませんw

力のある日差しが暖かく歩くうちにどんどんと薄着になっていくが、八ヶ岳はまだまだ白銀の世界。
すっかり雪に埋もれている行者小屋でストックやら一部の荷物をデポして文三郎道へ。
薄い踏み跡の残るトラバースを辿り、ボルトを掘り出した赤岳主稜の取付でロープを出す。
どこもかしこも急峻なので足場を作っても少々やりにくかった。
ハーネスや登攀道具はあらかじめ身に着けてくるのが正解だったと反省。
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最初は赤岳主稜の1ピッチ目のチョックストーンを越え、ルンゼを乗り越して雪の急斜面を下降する。
ルンゼでは中途半端につららが残る滝の上からは緩んだ氷や小石がパラパラと落ちてきて怖い。
滝の左壁辺りにハーケン2枚のビレイポイントを見つけたが、更に下までトラバースしていく。
ボルトハンガーが見えると言われて追い付くと確かに続いている、少々難しそうな壁の中に。

下部は雪に埋まっていると思われるが、恐らくショルダーリッジ右の右側ルート1ピッチ目だろう。
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ショルダー1ピッチ目、トップ。(Ⅴ級は欲しい)
低い位置にハンガーの無いボルトがあるが雪で取付が上がっているので使うことも無かった。
登り始めようとしたもののかなり悪そうなので仕切り直し、暖かいのをいいことに素手になって登攀開始。
しっかりムーブは出てくる上に、近くのガバはどれも信用できなかったりとフリーにアルパインの登りを加えてくる感じ。
丈夫なボルトと綺麗なクラックがあり、カムもしっかり決まって心強い。
と思っていたらフォローしてきたのーるに「リンクカムがロープにぶら下がってたけど置いてったの~?」と聞かれた。
バチ効きだ~!と思っていたカムはクラック内にベルグラがあり滑って外れていた模様。
なんてこった!
最後のボルトにクリップしてからは岩も「埋まっているだけ」のものが多くカムも使えない。
支点をとる煩わしさは無いし、ボルトは頑強だったから登ることだけに集中できる(ランナウトは考えない)。
少し前に見たイギリスのヘイゼルちゃんってこんな気分?とか思ったり。
いや、彼女はもっとプアプロなのだろうけれど。
安定したバンド状のところまで登るとハーケン3本が埋まっていたのでピッチを切る(25m)

ビレイをする合間に左手にボルトがあることに気付いた。
そこまでモロいルンゼを3mちょっとくらいトラバースしてもらいビレイポイントを再構築。
ショルダーリッジ右の左側ルート1ピッチ目は草付混じりで左側よりここへ登ってくるのではないだろうか。


2ピッチ目+少し、フォロー(出だしはⅤ級あっても)
出だしは悪い上にまともな支点が取れない。
心許ない残置ハーケンと手で折れそうな灌木に巻いたスリングを回収しつつ感謝。
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岩を越えると尾根を雪壁伝いに歩き(場合によって草付?)、岩壁の前でロープがいっぱいとなり岩角でビレイ。
正面の壁も登れそうではあるし残置スリングがあるらしいが、もう少し簡単なルートがあるのでは?と相談。
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ビレイポイント手前の丈夫な灌木でセルフを取り、ビレイに切り替えて先を探ってもらう。
右手を回り込んだ先に登りやすそうなラインがあったそうで、ビレイしてもらい追い付く。
残置1枚とカムで支点を作成してあった。

3ピッチ目、トップ(Ⅲ級でも)
こちらは確かに正面より易しそうで、登ってみると見かけ通り。
残置支点も要所要所に現れるが浮石で落石を起こしてしまったりして焦る。
岩が固ければもっと快適なのにと思いつつ慎重に登る。
1か所乗り越す個所があったが新しめの軟鉄ハーケンがしっかり打ってあった。
最後は雪壁になり(場合によって草付?)、ぐいぐいとロープを伸ばせる。
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次の岩壁を前にロープ一杯になったところでしっかりした岩角と残置2枚でビレイ。


4ピッチ目、フォロー(Ⅲ級でも)
最初は難しく無い岩を登っていくが、モロいので殆ど支点を取らぬままにロープを伸ばしていく。
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最後は雪のナイフリッジがアクセントとなりとても景色が良い。
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岩壁を少し右手へ回り込んだところに残置が2枚あるビレイポイント。


5ピッチ目、フォロー(Ⅳ級あるかな)
リードしていい?と聞かれ、1ピッチ目でメンタル枯渇気味だったのでありがたくフォロー。
ワイドクラック気味の隙間に向かって入り込んで行ったところで「え~!?」と声が。
どうしたの?と聞くと「まだまだ稜線が続いていて先は長いよ~」と。
20140329shoruda08

隙間を抜けると難しく無い岩が続き、ロープ一杯となったところで残置2枚でビレイ。
この辺りからずっと稜線を辿るので景色が良くて気分が良かった。
20140329shoruda09

6ピッチ目、トップ(Ⅱ級くらいで)
岩と雪がミックスに現れ好きなようにラインを取れそうなので、なるべく稜線伝いに弱点を探して登っていく。
20140329shoruda10

ロープの残りを聞いて目星を付けた岩まで登り、丁度いっぱいになったところのピナクルでビレイ。
泥粘土で岩を固めたような八ヶ岳らしい岩稜帯なので、どこまで信頼して良いのか分からない岩を確認してからスリングを掛ける。
20140329shoruda11

7ピッチ目、フォロー(Ⅱ級くらいで)
まだまだ続く雪と岩の快適な稜線。
ビレイポイントの足場が安定していたのでロープがいっぱいになったところでセルフを解除して支点を回収してしまう。
ロープいっぱいとコールをしても、少し動きが止まった後にまた動き始める。
やっぱりそうかと思い登り始めることにする。
姿が見えたところでロープいっぱいだよ~と伝えると同時登攀してくると思ったとの返事。
つーことでそのまま50mのロープを伸ばしたまま同時登攀していく。
20140329shoruda12

登山道だ~!との声が聞こえ、支点を作るポイントが無いと言うので一応ボディビレイにしてもらう。
追い付くと縦走路の踏み跡が近くを通るピークに辿り着いた。
すぐ隣のピークがショルダーかな?と言うことになり、そちらのピークで記念撮影。

赤岳のピークも近いけれどパスして赤岳展望荘より地蔵尾根を経由して下山することにする。
20140329shoruda13

地蔵尾根の最初は急峻だがしっかりとトレースがあったので下りやすかった。
日没間際の行者小屋でデポして荷物を回収し、ヘッドランプを準備して下山。
美濃戸口へ辿り着いた時にはすっかり暗くなっていた。


赤岳主稜より少し難しい程度で丁度良いかなと思っていたが、とんでもなかった。
予想外に難しかったりボロボロだったり、登り続けの充実した楽しいルートを満喫した1日となった。
難しい、ボロい、けど楽しいと評判通りって本当ですね。
ありがとうございました!


【メモ】
今回は50mダブルロープ1本で登ったけれど2本の方が無難か。
キャメ0.4~0.75が有効。
ナメてかかったらあかんw

大同心北西稜へ

本には大同心北西稜は八ヶ岳のフリーで登れる最難ルートの一つと書かれている。
記録を見ても敗退とか素手で登ったとかあり、憧れと緊張のルート。
と言うか自分にはちょっと厳しいのではないかと思っていたのだけど。

【参考にならない今回のコースタイム】
6:00美濃戸口~9:15赤岳鉱泉~10:40鉱泉出発~12:30大同心基部~13:50登攀開始
~15:55核心4ピッチ目~18:50大同心の頭~20:40赤岳鉱泉

昨シーズンはアイスばかりで冬の岩稜は登っていないし、今冬の初バリエーションで緊張。
早起きしたはずが気付くと美濃戸口を出たのは6時、もう少し早くしないと。
今年は2月の大雪で八ヶ岳の登山道は全て良く踏み固められた雪の上にあり、かえって歩きやすい。
にも関わらずテントに登攀道具の重さにヒーヒー言いながら赤岳鉱泉には3時間強かかった。
テントを設営して少し休憩して、気付くともうこんな時間ってことで出発。

大同心稜の急登でまた汗をかきつつ大同心基部へ到着して、すぐに登攀準備を整える。
大同心を左手へ回り込み登れそうな部分を探してルートの目星を付ける。
ちょっと滑落ザック回収やらでバタバタしてから登攀開始。

1ピッチ目。早速、リードしていい?と言われてフォロー。
ルートはここで合っているのだろうか、結構悪かった。。。
支点作りに迷っている感じだったので激落ちしたらヤバいんだろうな~と思いつつ登る。
20140315daidosin1

リッジ部分まで登って、正面の壁は明らかに登れないので左手へどんどん回り込んでいく。
支点は八ヶ岳特有のポコポコ飛び出た石にスリングを巻いて苦労して作成してあった。

2ピッチ目、一応トップ。
トポには草付とあるが今回は締まった緩めの雪壁をワシワシ登るだけ。
支点も不要だったけれどルートが曲がる部分でロープの流れ用に一応カム1つだけ。
ロープが足りなくなり引いてもコールも聞こえないので、ロープの動きから解除して登ってきて貰い、漸く岩のところへ着いたらカムと岩角で一応ビレイ。
あとで残置ハーケンが氷に埋もれているのを発見。

3ピッチ目フォロー。
それほど難しくは無い岩と草付を登って4ピッチ目の手前まで。
ビレイポイントはステンレスのオールアンカーにフィクサのスチールハンガーがあった。
20140315daidosin2

最初は時間も押していたのでここで下降する予定でラッペル支点を探ってのだけど。

4ピッチ目、フォロー
ルートを確認していたのーるが登っていい?と。
凄くモチベーションが高い、この辺はもう少し見習わないと。
そして実質的にこのルートの核心であるピッチを見事に突破していった!!
良いものを見せて貰いました。
と同時に最後はヘッデン登攀をすることも覚悟した瞬間だったりw
20140315daidosin3

最初は凹角気味で、その後は細かくなると記録にはあったけれど少々違う印象。
凹角を抜けても常にスタンスはあるので焦らずに、記録で素手になったと云うのもあったが1度も手袋を外す事無くバイルで草付へ打込んだり引っ掛けてドライとして登ると良かった。
ランナウトしつつ要所要所にはボルトが出てきて、ハンガーの無いボルト頭だけの場所はハーケンとリングボルトがあった。
ビレイポイントはまたボルトとリングボルトにシングルロープでしっかり作成されていた。

5ピッチ目リード。
右へ回り込むと登りやすいとトポにあったが案外悪くて焦った。
正面より登った方が良かったかも?な印象だった。
最後の核心までは簡単なつもりだったので焦ったけれど一応トポはⅣ+か。
雪壁となって(普段は草付?)、灌木が出てくるので良さそうなものでビレイ。

6ピッチ目?、フォロー
今回はやっぱり雪が多いようで、モフモフの雪稜をラッセルしつつ歩く。
ある程度ロープが出たところでこちらもロープを背負って続く。
先には大同心の頭と最後の核心のクラックが紅い夕日に照らされれている。
20140315daidosin4

西には木曽御嶽岳の隣で地平線を染めながら今日の別れを告げる太陽。
さあ後は時間との戦いだ~
20140315daidosin5

7ピッチ目、トップ。
もう暗くなるまで時間が無いのでヌンチャクとカムを受け取り急いで取り付く。
これまた要所要所にボルトがあるので思い切って登れるのだけど、
最初のクラックはジャミングも効いてフリーで登れるだろうと思いつつ、迷わずA0して抜ける。
2つ目のクラックはジャムがバチ効きしてそのまま素直にフリーになった。
あとは傾斜が無くなり一気に頂上へ抜けて、飛び出た岩にスリングを巻いてすぐにビレイ。
そしてギリギリ真っ暗になったところで登攀終了、明るい月に浮かぶ山々の稜線とと遠くに浮かぶ夜景が心地良い。
20140315daidosin6

下降は反対側のコルへ雪稜を下り、大同心南稜の下降路を探す。
懸垂1ピッチで降りれるポイントがある筈と聞いて探すも見つからず、急なルンゼを下降。
途中で懸垂下降に使った感じの支点があったので下りてみると、30mと少し程度でトラバースの踏み跡があった。
どうやら大同心南稜を登ったパーティーの下降路で、小同心へ向かうトラバースの場所だった。

あとはトレースを辿り大同心の基部へ戻り、大同心稜を下りて赤岳鉱泉へ到着。
9時に消灯する小屋の15分前に駆け込みビールを買って漸く乾杯。

翌朝はしっかり寝坊して青空の下を下山。

無理かなと思っていた大同心北西稜。
パートナーのモチベーションと登攀力に引っ張られて無事に登ってくることが出来た。
今シーズンは残業ばかりだけどw、大同心北西稜も印象に残る素晴らしいルートでした。
どうもありがとうございました!

【八ヶ岳バリ記事メモ】
山渓201012、岳人201301、201401
【その他メモ】
クォークをダブルでドライのつもりで正解、カムは1セットまでで充分
ロープ50m、アイゼンは平爪でOK

2013正月合宿in錫杖岳

2012年12月29日~2013年1月1日で錫杖岳へ行ってきた。

また書きかけの日記が溜まってしまうけどざっと。
取りあえずビバークのメモがメインになってしまったか。

29日:青空も見える中をラッセルでクリヤ岩小屋まで。
30日:雨の中を出発、北東壁左ルンゼ~東尾根~山頂~東面斜面でビバーク
31日:ビバーク地~テントで生還祝いの宴会?
1日 :氷の塊と化したロープやらギアを背負って下山

まあ予報通りに天気は芳しく無く、雨の中を出発したので濡れまくり。
3ルンゼは状態が良くないとのことで左ルンゼへ。
雪壁、アイス、凍った草付、雪稜、ラッセルを満喫。
1ピッチ目でもう手袋が濡れてしまい予備用に交換。
登攀は前のパーティーに着いていったので難しくは無かった。
ラッセルありがとうございましたって状態でした、ハイ。
時間切れで暗くなり下山路が不明となったのでビバーク。
雪洞を掘り、ありったけの服を着てツェルトとシュラフカバーに包まる。
一つのバーナーで少しずつ暖を取り震えながら朝を待つ。
翌朝になってルートを少しずれていただけなことが判明、下るだけでテントへ帰着。
1日早く下山することを決定、停滞を決めた今日は燃料と食糧を消費しまくる快適宴会。
この暖かさと食糧を昨夜に分けたいと話しつつヌクヌクごろごろ。
手の指先に痺れが出てしまったのと左足が霜焼けになっただけで済んだ。


○ビバーク時の状態メモ
下はCWX、アウトラストタイツ最暖モデル、モンベル2重生地パンツ、オーバーパンツの計4枚
上はファイントラックのフラッドラッシュアクティブスキン(半袖)、macpac薄いウール長袖、
 薄い化繊半袖、TNF長袖サーマスタットミドルウェイト、化繊長袖シャツ、マイクロフリース、
 薄手ダウンジャケット、ジャケットの計8枚
頭部はバラクラバ、ネックウォーマー、フリースキャップ、イヤーウォーマー
手袋は濡れていたので素手、靴は湿気っていたけれどびしょ濡れでは無くウール靴下で靴紐は緩く。

正解点:
 これだけ重ね着できたのは正解だった。
 雪洞とツェルト、シュラフカバーと予備行動食の残りがまだ少しあった。
 パーティーで一つだけれどバーナーがあった。

改善点:
 CWXは濡れると寒いので下にもフラッドラッシュアクティブスキンを着れば良かった。
 上のベースレイヤーも縞々の半袖より長袖にするべきだったか。
 ザックに座るより薄いテントマットかウレタン座布団でもあると下からの冷えが全然違ったか。
 手袋の予備2つ目を忘れて登攀用の2組しか無く両方濡れてしまっていた。
 ダウンは濡れると潰れるので化繊綿の軽いものがベターか。
 行動食を入れいていたナルゲンボトルで湯たんぽを作れば良かった。
 当然だけれども登攀速度を上げる、60mロープも欲しいな。
 足先が冷えるのはどうしようも無いのか?、靴下の上と下にビニール袋を履くとどうか?


ビバークしていた雪洞、言い換えると遭難場所?
20130101shakujo00

阿弥陀岳北稜

2月18・19日はアイスキャンディと阿弥陀岳北稜へ行ってきた。


ざっと。


18日はお昼前に赤岳鉱泉へ到着。

アイスキャンディでアイスクライミングにドライまで手を出して遊んだ。

やたらと寒かったけれど初めてのドライも楽しかった。

adtさんの登りを見学してフリーとも全く違うムーブに畏敬の念を抱いた!

いやホントに技の連続で何が起きているのか分からないくらい。

翌日はバリエーションなのに22:30まで宴会。


19日は予想以上の晴天。

宴会の影響で朝寝坊したため阿弥陀岳北稜はばっちりトレースがあった。


雪稜を登って他のパーティーを追い越して岩場へ2番目に到着。

左を回り込んでルンゼ状の場所より登った(フォロー)。

ビレイ用の支点は雪に埋もれているのか見つからず。

バリエーション入門ルートと聞いていてけれど、

雪が多かったからか岩は数メートルも登ると傾斜も寝た斜面になった。

すぐ上のボルト2つはランナーに使って上へ伸ばしていた。

どん尽きのボルトかピナクルでビレイできるようだった。


上の岩場はそのどん尽きのステンレスボルト2つがビレイ用の支点。

右へ斜上して乗り上がり雪壁を登って薄い雪稜を歩く(トップ)。

切れ落ちていると言ってもトレースがあったので全く怖くなかった。

途中の木でランナーを取ったがその上に支点は取れず、

スタンディングアックスビレイで確保した。


しょうすけ_のブログ-20120219amidahokuryo1

後は緩い雪壁を登って阿弥陀岳山頂へ。


少しすると会の阿弥陀岳南稜パーティーが到着。

計らずも阿弥陀岳で集中山行となった。

集会の出席人数より多かった(笑)


中岳沢は雪崩の危険があるってことで文三郎尾根より下山。


18日は天気が悪かったけれどアイスキャンディーで楽しく登れ、

19日は無風快晴の八ヶ岳を満喫できた。


阿弥陀岳北稜の岩場は赤岳主稜より簡単だった。

途中から日が当たり暖かくて快適に登れた。

長さは無いけれどラッセル、雪壁、雪稜といろいろあって面白いと思う。

今回バリエーションデビューのOさんには易しいルートだった模様。

ま、雪山はコンディション次第だけれども。

一ノ倉沢奥壁南稜~国境稜線(一ノ倉岳)

6月19日は一ノ倉沢奥壁南稜へ。

一ノ倉沢駐車場発4:50~南稜テラス着6:00(+登攀まで50分待ち)
~南稜終了点11:00~一ノ倉岳山頂13:20~駐車場到着16:40。

天気予報は毎日変わるが日曜日の予報を信じて谷川へ。
土曜日の雨で岩の状態が心配だったが早朝よりパーティーが続々出発。
早いパーティーは4時過ぎに出発し、渋滞が懸念される盛況さ。
周囲のバタバタとした雰囲気に急かされるように5時前に出発。

今年は積雪量が多く一ノ倉沢の出合まで雪渓が続いている。
6月も半ばを過ぎているがヒョングリの滝も全く姿を見せず雪渓歩き。
テールリッジの残置ロープは一昨年来たときより減っている。

汗をかきつつ中央稜の取り付きまで来ると、
準備しているのは1パーティーだけだった。
先行していたパーティーは中央カンテ、変形チムニーに多数。

南稜の取り付きには7人がいたが全員同じ仲間だそう。
3、2、2人の3パーティーに分かれて順次登っていく。
2つ前のパーティーの女性が手間取り時間がかかっていた。

1ピッチ目、のんびり準備して取り付く、ここの岩はビショビショ。
ヌメる~などと言いながら、わーわーきゃーきゃー騒ぎつつ登る。
変形チムニーやら中央カンテなどびしょ濡れに見えるのだが、、、
このコンディションであの辺のルートを登れる彼らは凄い。
前パーティーはチムニー手前でピッチを切るがこちらは纏めて伸ばす。
ステンレス製オールアンカーと錆びたリングボルトのビレイポイント。

2ピッチ目フォロー、フェイスだがここも要所要所で濡れていて微妙。
ビレイポイントはステンレス製グージョン2本。
しょうすけ_のブログ-201106nanryo1
3ピッチ目は草付きをロープを引きながらわしわしと歩いて終了。
ビレイポイントはショボイがロープを出す必要も無い場所なので。

4ピッチ目フォロー、尾根を左から回り込み右手にボルトがあるが通過
その先のRCC3本のビレイポイントでピッチを切る。

5ピッチ目は右のカンテへ上がり高度感のあるカンテ(馬の背)を登る。
ランナーは最初のハーケン2本くらいでランナウトが続いた。
岩は乾いていたがランナウトにグラッと動くガバで緊張感が増す。
ロープが足りなくなるのでカンテの途中でピッチを切った。
3箇所くらいハーケンがべた打ちされたポイントがある。
しょうすけ_のブログ-201106nanryo2
6ピッチ目フォロー、ちょっとだけ登ってピッチを切る。
前のパーティーがピッチを切った核心直前でビレイをすることにした。

7ピッチ目フォロー、本来なら6ピッチ目の続きか?
核心は見事なまでに真っ黒に濡れて光っている。
のーるの希望でトップをお任せする。
1ピッチ目の自分と同じく楽しそうにキャーキャー騒ぎつつ抜けていく。
フォローなので大胆ムーブで一気に登ったが、濡れてるとホント悪い~

ここで奥壁南稜の登攀は終わりで懸垂下降で戻る場合が多いのだが
時間に余裕がありそうだったので国境稜線まで抜けることにした。
(国境稜線へ抜ける:稜線へ抜けて登山道で下山することを指す。
 というか稜線が昔の国境でそう呼ぶのかな~。←調べてない)

前のパーティーも国境稜線を目指すそうで上へ向かっていった。
おやつを食べながら地図を見て下山路とする中芝新道を確認。

岩場が濡れていて悪そうだったのでクライミングシューズのまま登る。
表皮の無くなった古い残置ロープがある濡れたチムニーなど悪かった。
アプローチシューズで手こずっていた前パーティーを追い抜き先へ。
ここはまだクライミングシューズのまま登るのが正解だった。
しょうすけ_のブログ-201106nanryo3
その先は草付きが続きそうだったのでアプローチシューズに履き替え。
稜線伝いに明瞭な踏み跡を辿っていくとまた岩場が現れる。
もう岩場は終わりと思っていたところへ予想外の壁。
再度クライミングシューズを履いてロープを1本だけ出して登る。
ここもせいぜいⅢ級程度とは思うが岩という岩が浮いていて微妙。

ここを過ぎると漸くアプローチシューズで歩け、最後は笹原の詰め。
聞いていた通り長い道程の先に、最後は一ノ倉岳山頂直下に出た。

壁の中は全体的にブユは思ったより少なかったがここは多かった。
適当に休憩したら中芝新道経由で下山開始。

登山道は下草も刈られていて歩き易いが芝倉沢の辺りは悪い。
急な雪渓の横断箇所はバイルでステップを切ったりして歩いた。
雪渓の状態に左右されるルートなので地図では破線ルートなのだろう。
ここではずっと前から見たかったシラネアオイが咲いていた♪
しょうすけ_のブログ-201106nanryo4
芝倉沢の雪渓が途切れる所がちょうど清水街道だった。
林道が始まり、漸く神経を使わず歩けるようになりテクテク歩く。

のんびり話しながら幽ノ倉沢を過ぎ、一ノ倉沢の出合まで戻って来た。
そこにはまだ観光客がいて「あそこを登って来たの!?凄いね~!!」
いや~明るい内に戻ってこれて良かった(笑)

話に聞いた通り長時間行動となり神経も体力も使ったが
国境稜線へ抜けるルートを1度はやってみたかった。
今回は雨でコンディションはちょっと微妙だったが楽しかった!
梅雨の合間にいろいろな要素があって充実した一ノ倉沢となった。

帰りは人も少なくなってきた時間に湯テルメ谷川で一風呂。
絶望的に汗臭くなった自分を綺麗サッパリと洗い流して帰宅。

余談だがプラティパスに穴が開いていて水が漏れていた。
これで3つ目、他の水筒の採用を考えた方が良さそうだ。。。

八ヶ岳~雪訓と赤岳主稜

2月19、20日の週末は八ヶ岳の赤岳主稜、と雪訓。
一応メインは雪訓。

とりあえずメモ。
雪訓はアプローチと参加メンバーの関係でアイゼンワーク等は割愛。
【弱層テスト】
ハンドテストは職人が次々と芸術品を作り盛況。
コンプレッションテストは雪質がサンプルにはあまりにも不適当だった?
【雪の支点】
いつも活躍できないスノーバーも頑張った。
土嚢袋はやっぱり優等生。
ピッケルが雪の中で動いていた!?
【肩がらみ確保】
まあ例年通り。
【ビーコン捜索】
いつも目的が宝探しになってしまう傾向があるな。
ビーコンで範囲を絞り、プローブで探し、スコップで掘り出す。
いかに早く次の動作へ移れるかが要救の生存率を高めるのだが。
ビーコンを持ってうろうろする時間が長すぎる。

日帰り組の帰ったあと泊まり組みはテントで宴会。
煮込みラーメンの鍋が美味しかった♪

翌日は赤岳主稜へ。
一緒に登ったMさんようじはんにマルチのシステム教えて無かった(笑)
ある程度説明して、あとは後続の海軍中尉とのーるのフォローに託す。
雪の状態が前回と違ったので印象が変わっていたりと面白かった。
終日天気も良く寒さもあまり感じず登れた。
寒さをあまり感じなかったのはオールトップだった所為かもだが。
予想以上に時間がかかってしまったが楽しかった。

5人のアルパインでもFitに頑張って詰め込めば帰れた。
やっぱりFitスゲー!!
燃費も抜群だし、オフロードにもうちょい強いと最強だ。

余裕があればルート、タイム等についてもいつか追記。
その前に三宅島を纏めなければ。


4、5mまで近付いても悠然と構える眠そうなカモシカ
$しょうすけ_のブログ-201102yatugatake.

北岳バットレス

7月31日~8月1日で北岳バットレスを登ってきた。

今年は残雪が多く、取付が大変だった。
核心はbガリーの最初の1ピッチだった。

4尾根に辿り着いたら快適な登攀。
悪い所も無くスケールがあり楽しかった。
4回目の北岳もまた晴れることなく絶景は望めなかったけど。

帰宅途中の高速道路走行中に電話が鳴って事故の1報。
家に着くなり1時間でトンボ帰り。

考えていたよりかは軽傷だったのがせめてもの救い。
メンタル面の回復が1番時間がかかりそうだなぁ。

詳しくはまた、少しずつ。

小同心クラック

やってきました。

痺れるルートだったな~

クラックは快適、トラバースのトレース無しと横岳直下の岩場が怖かった。

詳細はまた。

ナイトトレッキングとか衝立岩中央稜とか



13日は午前中に車の定期点検、昼過ぎに出発して太刀岡山でちょっとだけフリー。
岩場に着いたのは15:00簡単ルートを3人で4本ずつ登って終了。
そのまま徳和駐車場へ移動して少しだけ仮眠。

深夜の24:00から山岳会一行で乾徳山~黒森山を登ってきました。
山岳会の年間行事の一つでした。

10年位前に自分が何処まで歩けるか試してみよう!から始まり。
競争にしていたので去年、一昨年は完全なるトレイルランニングでした。
今年は掛になったので趣旨を変えてカモシカ山行と称するナイトトレッキング。

山頂で少し雨に降られたけれど概ね曇と、何とかセーフ。
夜の山歩き“目論見通り道迷いあり(´▽`)”と、ちょっとした岩場登りに
黒森山までの原生林トレッキングを楽しめました。

下山したら「ほったらかし温泉」でさっぱりして昼寝して帰宅。
皆に夜歩きの楽しさを知ってもらえたら嬉しいな。


20日は一ノ倉沢衝立岩中央稜を登ってきました。
偶然同じ日に計画したOさん3名パーティーと一緒に5人でワイワイと。
朝はガスガスでモチベーションも低かったのですが、皆で登ると楽しいですね。

奥壁南稜と並ぶ人気ルートで稜なので岩も比較的安定していて登り易い(^-^*)
今回のビックリ発見は北稜の下降ルートの1ピッチ目の懸垂用支点。
グージョンにステンレスハンガー、ステンレスのビナが付いていました。
誰がセットしたのでしょうか、有り難いことです。
2ピッチ目からは木に古いスリングが大量に巻き付いていてビナ2枚ずつでした。

ガスがかかっていて微妙な天気でしたが降られることも無く楽しいクライミングでした。
プロフィール

まによん

Author:まによん
晴れた日のアウトドアが好き。
猫を見るとちょっかい出そうとする。

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