大源太川北沢本谷

9月3、4日の週末は会の集中山行。
集中山行と言ってもピークでの集合はせずにパーティー分けして同じ山域の山へ入ると言う緩い感じの設定。

前夜発は無理だったので日曜日の日帰りを希望にしたら、βチームのCLになっていた。
チームに連絡を取りつつ紆余曲折の末に最後になってここの沢へ決定、遅くなって済みません。

【今回のコースタイム】(4人、フェルトとラバーが2人ずつ、30mロープ)
登山口6:00~七ッ小屋沢3俣出合8:00~登山道10:00~大源太山頂10:20~七ッ小屋山頂10:55~大源太山頂10:35~登山口12:50

土曜日のお昼には東京を出発出来たので夕方過ぎに予約していたキャンプ場へ到着。
日帰りで沢や岩や縦走へ行ってきたパーティーと本日出発組が集合してささやかな親睦会を開催した。
ここで集中したので集中山行かな?

翌朝は3時半に起床して大源太キャニオンの登山口へ移動。
5時過ぎには既に5台くらいが駐車していて、登山や沢の準備をしている人で慌ただしく賑わっていた。
その中にはアイスの時にもお会いした、荻窪の沢好きな常連さんの姿もあったというw

登山道からしっかりした道を少し歩くと最初の渡渉ポイントとなったので、トポより一足先にここで入渓。
ゴーロ中心の沢を進んで行くと、2回目の渡渉点より少し先から良い間隔で滝が出てくる。
全部フリーで登れて楽しいのだけど、クライミングが弱いメンバーがいる場合は全体的に時間が掛かりそうな感じも。

水量が多い七ッ小屋沢出合の3俣を左に入ると急に水は減る。
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ここの滝はたぶん核心で、登る前に「ロープを出して~」と言われて良かった。
水流沿いを跨いで右へ左へと屈曲して登ることになるので最初からロープを引いて行かないと、上からロープを出そうとすると面倒なことになって時間が掛かりそう。
ぐらぐらの残置ハーケンがあるところでヌメりが嫌な感じのトラバースをしたり、水流の中のスタンスを拾って渡ったりして滝上へ。

チムニー滝は上部が悪そうだったので左手へ抜けて不安な灌木を伝って落ち口へ抜けた。
一応上からロープを出したのだけれど、支点を作れるポイントが遠くなり少し時間を掛けてしまった。
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フリーで登れる滝をどんどん通過していくと、最後は細かめだけれどもしっかりとした開放的なスラブを登って藪漕ぎ無しで登山道へ出た。
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予定より2時間ほど時間が早かったので七ッ小屋山まで往復してから下山。
上州のマッターホルンと呼ばれる所以はヨーロッパのマッターホルンを見たことの無い身にはよく分からない。
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全体的にヌメる場所も多かったのでフェルトソールを選択してみたのも悪く無かった。
ラバーでもタワシを使えばいいし最後のスラブが快適になるのでどちらでも好みの問題かな。
泳ぐことは無いけれど、コンパクトに滝からスラブまで詰まった楽しい沢でした。
ありがとうございました!
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お盆休みの八久和川

8月11~15日で朝日連峰の八久和川へ行ってきた。

【今回のコースタイム】(3名、雪渓無し、渇水、ラバーソール)
※滝の記述は豊野さんの朝日・飯豊連峰の沢より
8月11日
7:30出発~13:00二松ココ下ル(赤テープも)~15:00カクネ沢~16時過ぎに三百間沢手前で幕営
8月12日
5:30起床~8:05出発~河原歩きとゴルジュ遊び~14:55平七沢(出合すぐ下で幕営)
8月13日
5:30起床~7:50出発~10:10長い巻道部をゴルジュと滝で通過~11:25コマス滝見学
~11:50巻き終り~13:45呂滝~13:55巻き終り~湯ノ沢のとこは水線沿い~16時くらい幕営地決定
8月14日
5:00起床~7:10出発~7:30西俣沢出合~7:40東俣沢出合~8:20、15m滝(左側直登で大高巻き回避)
~9:35、2段7m滝巻き~10:05懸垂する巻きの滝~11:15悪い巻き終り~12:00巻きの先のガレたルンゼ
~12:20連瀑~12:40巻きと登りで連瀑終了~12:45、2段12m滝(トポと違い右から巻き、早めに懸垂下降で沢へ)
~14:30登山道
8月15日
4:00起床~5:30出発~7:15以東岳(※電波が入るのでタクシー予約)~9:15鳳小屋~11:20泡滝ダム~12:25駐車スペース

自分の仕事の都合で22時発と遅くなってしまい、3人で運転と仮眠を交代しながら東北道をひた走り、未明に庄内あさひICそばのコンビニへ到着。
駐車スベースには先行2人パーティーの車が1台あるのみ。
車のドアを開けても排ガスに集まって来るメジロアブの姿は無く一安心した。

少しだけ仮眠をとってから準備を整えて出発。
消えかけの林道を歩いて、と思ったら本当に踏み跡だけになり、それも薄くなっていく。
何度か踏み跡を見失い、探し彷徨いながら進むことになる。
平坦な場所だけで無く崩れそうな場所を進んだり、尾根をどんどん上がって行ったりと全然良い道では無かった。
二松沢もなかなか辿り着かずにひたすら汗だくで歩き続け、この行程の長さにもう先が思いやられる。
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漸く二松で沢に下りたところでもう対岸へ入る気が無くなり、沢を遡行していったが渇水のためか悪い場所も無い。
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カクネ小屋跡を見たいとカクネ沢より上がってみるものの、ブルーシートやらが落ちているだけで何だかパッとしなかった。
暫く薄い藪を歩いてからまた川へ戻り、三百間沢手前の適当なポイントを見つけて幕営することにした。
天気の心配は無かったけれど、下流部なので増水しても慌てないで済む、一歩林に上がった場所に決定。
今年は虫が少なめなようだが、夕方はアブが纏わりつくし、明け方には防虫ネットの向こう側に無数の蚊が飛んでいるのを認識して目が覚めた。


初日の寝不足があったので2日目はゆっくりと始動。
この辺りについては他の記録でも記述が少ないが、まあ確かにそうなる。
泳いだり、へつったり、ゴーロを歩いたりとあるが標高を上げていかないので滝も無く透き通る緑の水で遊びながら快適に進んで行く。
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平七沢の手前の奥まった場所に整地された快適なビバークポイントがあったので迷わず幕営地決定。
タープ設営後に平七沢へ食糧調達へ行っていたimrさんがニコニコしながら走って来たと思ったら、何か慌てた口ぶり。
どうしたのかな?と思ったら何と熊が10mくらい手前にいて慌てて逃げてきたのだった。
まあ熊はともかく、ここの河原はとても気持ち良く、皆でブルーシートとマットを敷いて焚火の熱を感じながら満天の星空を眺めた。
見上げた空はペルセウス流星が音を立てるように長い尾を引いて流れ、ISS?と思われる強い光が星の中を滑るように横切って行く天体ショーだった。
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3日目も快晴
ゴルジュと滝が現れるが水が綺麗で冷たくも無く、朝からテンションが上がっていく。
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1時間ほど歩くと新しい焚火跡があったので、1日先行しているパーティーはここに泊まったのか。
トポに長い巻道とある淵へ着いてみると、何だか行けそうな感じだったので入ってみることにした。
ダメなら流されて戻って巻けばいいやと思いつつ泳いで登って、先が開けて明るくなったときは嬉しい。
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巻道の降り口には褪せた赤布が下がっていたけれど、踏み跡らしきものは判別できないくらいぼやけていた。
このまま行けるんじゃない?と思いながら進んで行くと、コマス滝は、登れるようには見えなかった。
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迷いながらではあったけれど、2ヶ所くらい赤テープに導かれて無難に巻けた。
呂滝も無理だったので暫く休憩してからまた高巻き。
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次の巻きは行けそうならと行ってみるパターン、泳ぎと見た目以上に快適な登りで抜けることが出来た。
小尾根まで巻き上げられるのを回避出来たのでこれまた嬉しい。
ここから先は狭いゴーロと岩に囲まれた綺麗な渓相が続き、良い幕場がなかなか見つからない。
候補地を見つけつつ先へ先へと進んで行くと、不意に現れた台地の上の草原に平地が見つかった。
過去にビバークした人の古い小さな痕跡が残っていて、スラブと尾根に囲まれた高台の景色の良い場所。
今日も心地良い疲れと満天の星空に、沢音と焚火の揺れる炎、贅沢な時間。
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4日目もまだまだ快晴
そろそろ水量も減ってきたと思っていたところに釜やらゴルジュやらが現れて予想外に泳がされまくる。
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進むと直ぐに西俣沢と東俣沢が分かれ、中俣沢へと入っていく。
ここから渓相は一気に沢旅から滝を登りまくる沢へと急変してきた。
次々と現れる釜を泳いだりしつつ滝を登って登って、大高巻きは15m滝をimr氏の登攀力で突破して回避。
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しかし登れない滝の高巻きは結構な緊張を強いられたり、懸垂下降もしたりと疲労感が増してくる。
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遠目でヤバそうに見えた連瀑は、近くで見ると意外に傾斜が緩く見え、登れなくても巻けば行けるのが分かる。
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ブッシュまで上がってトラバースと記載がある滝は、見た感じから逆の左岸より巻いても悪くは無かった。
まあ少し早めに戻ろうとして懸垂下降を入れることになったけれど。
この滝をクリアすれば空も心なしか解放感が出てきて緊張が緩んでくる。
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そして沢はとうとう源頭の様相を見せるようになってきて、最後は藪漕ぎも無く、突然見える小屋と登山道で終りとなった。
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今日の小屋はとても混んでいるそうで「10人もいる」と言っているのが聞こえた。
とても立派な小屋なので10人もいても広々と使えたのだけど。
管理費として\1500を支払い、物は何も売っていないけれどビールだけは\800でゆずりますとの看板と共に水場の所で冷えていた。
小屋番さんが不在で無くて良かったと思いつつ外で乾杯したのだった。


5日目は曇~晴
午後から天気が崩れる予報だったので遅くならないように出発。
緩やかな稜線に咲き乱れる花と夏の朝の風、疲れているのだけれどもこのまま歩き続けて行きたい。
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以東岳のピークからは携帯の電波が入るのでタクシーの予約は忘れずに。
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標高を下げるにつれ、夏の暑さは増してきて汗がダラダラと流れる。
それでも大鳥池がまた良いところで、ああここでも泊まって行きたいと思ったりして。
タクシーへ伝えた時間より少し遅れてしまったので急いで歩いて昼前には下山。
荒れた道をタクシーで入って頂き無事に車まで戻ることが出来た。
タクシー料金は回送料もあるので2万はしないけれど、それなりに掛かる。


そうそう、戦艦は見たけれど場所は秘密。
5日間をかけて沢では誰にも会うこと無く歩き続けた、川から源頭までの沢旅。
コンディションに恵まれ、あっと言う間に過ぎたとても長い時間でした。
ありがとうございました。

伊勢沢

7月30日は日帰りで伊勢沢へ。

2週間前に残置されてしまっていたロープの回収をしつつ遡行してきた。
ロープは邪魔にならない場所に纏めてあると聞いていたのだけれど、抜け口へのFIXに使われているという記録が見つかったため急ぎ決行。
日曜日に予定していたのだが、天気予報が直前で逆転して土曜日に変更となり慌ただしく準備を整えた。
一応時間は
6:55駐車スペース~7:15下降点~8:15大滝下(偵察&休憩して高巻きへ)~8:40大滝上~9:30回収終了~11:10登山道~13:20駐車スペース

車止めの前で睡眠不足のままもそもそと装備を整えてから歩き始める。
遡行図の情報は例によって例の如く、物によって凄く参考になったり参考にならなかったりするので、滝の処理は現場判断で適当にこなしていく。
大滝まではちょうど1時間で到着し、下から残置されたロープとギアの確認をしながら少し休憩。
セオリー通りの高巻きで落ち口まで行き、上から再度ロープの位置を確認して支点の準備をする。
意外と節理があり、残置に自分のハーケン(後で回収)とナッツを追加セットして完成。
懸垂下降&上からロープで確保してしてもらいつつロープやヌンチャクやらスリングを回収して落ち口へ戻った。
ロープは実際には登攀ルートと無関係な場所に目立つ感じに垂れ下がっていたので、やっぱり今回で回収して良かった。
その時のメンバーが紛失したATCが見つかっていないので、見落として回収を忘れたギアがまだ残ってしまっているかも知れない。

ここからは適度な滝が続くので、水線と戯れたり快適ガバで越えたりと処理していく。
あっさりと稜線に出ると、濃い青空と、盛り上がる雲に紛れる蛭ヶ岳や富士山が見え、トンボが気持ち良さそうに飛び回る夏山が待っていた。
夏の稜線を楽しみつつ濃い緑の山を歩いて汗と沢の生き物の臭いにまみれて車まで帰着。

久し振りに丹沢の森と戯れた1日、ヒルにも会わず楽しい沢でした。
帰りは強力な睡魔に襲われ、事故渋滞が辛かったけれど。
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柿其川(1回目)

7月23日は柿其川へ行ってきた。
1回目としたのは当然2回目がある予定だから。

遅くに出発して一応宴会をしてから就寝、翌朝は寝不足で出発。
茹るような暑さの日に良い沢なのだけれども、何故か空は曇っていて空気はとても気持ち良い。
ま、ウェットスーツを準備しているので気にしないことにして準備して出発。
牛ヶ滝を見学しつつ踏み跡を探して左岸より高巻きして入渓。
泳いでも水を避けても行ける場所は、これから先の泳ぎに備えて体力温存してみる。
すぐに予定通り、泳ぎ必須の淵が出てくるので泳いで攀じ登ってワイドムーブで突破して荷揚げして。
いろいろな選択肢が出てくる水のアトラクションが続く。
ねじだるは見るからに無理なのでトポ通りに小さく巻いて先へ。
11時くらいにF氏がうっかり軽く捻挫してしまい、誤魔化そうとしたけれど無理そうってことで途中までで終了とすることにした。
無理は出来ないけれど歩ける程度だったので霧ヶ滝まで進み、滝壺で泳いでから引き揚げ。
少し手前のルンゼより上手くルーファイすると簡単に林道へ上がることが出来た。
病院へ行くような深刻な捻挫では無かったので、せっかくだからと昼寝して宴会を満喫。
中乗りさんと七笑の酒蔵直営店へ寄り道して二本木の湯の炭酸泉でシュワシュワして観光をしてから帰宅。
遡行は途中までで終わりにしたけれど水遊びから宴会まで週末を満喫しました、ありがとうございました!
と言う訳で来年かな、2回目へ続く予定なのでリベンジよろしくお願いします。
次回は嫌になるくらい暑い日がいいな~
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御山谷

7月16-17日で御山谷へ行ってきた。
当初予定していた沢は天気予報が悪いので中止、調査して頂いていた転進先の中から前夜に脱線しつつ決定。
沢登りの対象としてはマイナーで、スキーでは有名な沢らしい。

扇沢より10時発のトロリーバスで黒四ダムへ行き、遊歩道でロッジくろよんの先まで歩いて入渓。
記録にあったように明るく開けていて開放的なルンゼを気持ち良く歩けるなだらかな沢だった。
ほんのちょっとした渡渉くらいはあるけれど、滝は全く無いのでハーネスも飾りだった。
歩きの沢ではあるけれど比較的流れが早く、魚影も全然見かけないので釣りの人も入っていないのかも。
良い幕場がなかなか見つからずに探し回り、1800mちょいの沢が何又にも分かれていく辺りの右岸に漸く5人で快適なスペースを確保した。
深夜から断続的に雨が降り続け、2日目は簡単な雪渓の脇を歩いたりしつつルンゼを詰めていく感じ。
右手の上の方に登山道が見えてきたので歩きやすいルンゼより上がって遡行は終了とした。
黒部平よりケーブルカーに乗車して下山。

難易度は無い沢だったけれど夜までは雨に降られず沢歩きと宴会を楽しめた。
ありがとうございました~
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ホラの貝ゴルジュ

昨日は休日出勤。
雨だったのでまだ心穏やかでいられたけれど、暫くは休日が危うい状態が続いて凹む。
明日のジャンボさんのトークショーも行けないのはほぼ確実だし。

7月10日は休めて晴れたのでどうしようかな~と思っていたら、まっちゃんに声をかけて頂きホラの貝ゴルジュへ。
直前で、甲府に近いところにしようとしたためになかなか行きたい沢が決まらず。
初ホラの貝な自分に、3回目となるなのに行きましょうと言ってくれての決行。

思ったより気温は高くなかったものの晴れて夏日で、水量は平水程度な感じで良いコンディションだった。

9:35駐車場~10:00橋~10:45ホラの貝ゴルジュ入り口~12:00上の河原(10分ちょっと休憩)
~12:20入り口(13:05まで昼寝)~14:00駐車場

場所は知っているのでサクサク歩いて二又吊り橋を渡って右手のしっかりした踏み跡より沢へ降りて。
本流をてくてく歩いて5m滝?の釜の前でウェットスーツを装着。
OSどうぞと言ってくれたものの、突破可能?と戸惑ってから取り付いてみると意外と登り易かった。
ホラの貝へ入り、ラバーソールで来たのに更にクライミングシューズへ履き替えてトラバースへ。
落ちても釜とは言え、やはり核心はメンタルだろうか。
クライミングシューズならばムーブ自体は不意のスリップが無ければ10aも無いけれどOSは緊張した。
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核心は突破と思ったら次のゴルジュはルーファイミスで流されて振出しへ戻って来てしまった。
で、結局は2番手でなるほどと思いつつ続けて突破。
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まだ磨かれたゴルジュが続いてルーファイが楽しい。
ラバーシューズを最大限に生かしてフェルトでは登れないラインを通過してしまったり。
トラバースを空身にして荷揚げにフローティングロープ20mを使った以外は全てそのまま登ったので予想以上にあっさりと上の河原へ到着。
少しおやつ休憩をしてからウォータースライダーと飛び込みで下るとあっという間にゴルジュ入口へ戻ってきた。
日差しが暖かいので、凍えた体を甲羅干しして休憩してからまた出発。
最初に登った滝が上から見ると予想以上に高さがあり、飛び込むのは躊躇してしまった。
荷物を放り投げてから思い切って飛び込むのも大丈夫な場所と分かっていれば楽しかったけれど。
短いけれど楽しいゴルジュのアスレチックだった。
ありがとうございました!

後は甲府へ寄り道してから渋滞に巻き込まれつつ家路へ。

釜川右俣ヤド沢

ずっと雨ばかりで岩も乾かないけれど農作物への影響も心配な天気。
土曜日だけ何とかなりそうな予報だからコンディションの悪い岩より沢へ行こうとなり、木曜日の夜にパッキング。

【今回のコースタイム】6:45出発~8:00右俣~9:40三つ釜(休憩20)~11:30大滝~13:20林道~15:35車
(2名、30mロープを懸垂1回のみ使用)

当日の朝は道路は濡れているものの、ぼんやりとした色の曇り空。
林道の終わるゲート前のスペースに車を停めて出発。
9月にもなるとアブの類はもういないので助かる(蚊はまだ少しいる)。

荒れた林道を降りたところの取水堰より遡行開始。
予想していた通りに平水より多い模様だけれど、大きな沢のような危機感を感じるようなものも無い。
遡行を開始して10分もするとゴルジュの中を泳ぐことになるので、アブのいない9月の残暑が厳しい日が最高だろうなと思ったり。
下の写真の滝は右手に釣師のもの?なロープがあるけれど、支点は例によって酷いので信用しない方が良い。
我々は泳いで左手より登った。
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チョックストーンの滝は見るからに無理そうだし水量も多いのでサックリと巻き道へ。
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ここの沢は基本的に左岸より巻くのが正解で踏み跡も多いので慣れているパーティーなら難しくは無いかな。
懸垂下降は残置のあったポイントからで10mはあったので、記録にあった長さはどう降りたのか不明。

ゴルジュの先の滝は取りあえず登れそうな所へ取りついてみると意外とガバが続いていて楽しい。
狭いゴルジュを突っ張りを交えながら越えると、いよいよ三つ釜が姿を現す。
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ここのナメと滝は一見の価値あり!
右側のカンテより登るけれど、慣れた人でラバーソールの沢靴ならばフリーソロでも全然問題無い。
初心者がいるならロープを出すと思うけれど何メートルが必要かは未確認。
三つ釜の滝で二俣に別れているので素直に右俣へ入るとナメと滝が続き、久し振りにナメ過ぎだろ~とか口走ってみたり。

次の滝の手前にビバーク跡があったけれど滝の爆風が来るので寒そうだった。
ここからは大き目の滝が続くのでトポとの照合がずれてきて良く分からなくなってしまった。
なので見てから登れそうなら登るし、悪そうかなと思ったらサックリと巻きへ。
今回は水量も多めだしってことで巻いた滝も多かった。
巻き道も人が入っているので踏み跡はあるけれどメンバーによってはロープを出す場所もそこそこあるか。
3段の滝は左の細いトイ状を登れた。
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ボスキャラの大滝は滝の右手の岩より登って灌木帯に入り、上部でまた滝に出て落ち口へ。
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この滝の次にある4段の滝まで越えると難しい箇所は終わって癒し系となり、右岸を中心に快適そうな幕場跡も散見された。
出てくるナメ滝もウォータースライダーに最適なので滑っとかないとでしょう。
良く滑るヌメヌメな岩のゴーロ歩きを続けていくとコンクリートの人工物が出てくるので、ここを左手へ上がると林道。
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我々はほんの少し先の橋まで行ったけれど、ここで上がった方が良さそう、出る場所は変わらないし。

林道へ出たら沢装備を解除して休憩後、テクテクと歩いて1時間半ほどで駐車スペースまで戻れるリーズナブルさ。
近く、とまでは言えないけれど前夜泊日帰りで出会える自然の造形美でした。
ありがとうございました。

弥太蔵谷の入口ゴルジュのみ

北又谷を撤退してきた翌15日。
もともと3泊4日の予定が1泊で戻ってきているので時間はある。
富山まで遠征してきているので勿体無いからと、お手軽な場所を探し、弥太蔵谷の入口へ行ってみることにした。
本来は1泊2日の沢なのだが、入口のゴルジュを少し遡行した先から仕事道?でエスケープして戻って来れるのでお手軽そうだったので。

最終日の16日にする案もあったのだけれども、やっぱり行こうと決めたのは当日の朝になってから。

とても良い雰囲気の宇奈月の街を通り、駐車場からトンネルを抜けた先の橋が入口。
出発は11時過ぎ、右岸の整備された道から入る。
と、歩き始めてすぐ、正面からキャニオニングのガイドに連れられた観光客が30人以上はいただろうか、ぞろぞろと歩いてくる。
どうやら入口のゴルジュ地帯はすっかり観光地化されているらしい。
進んで行くと奥多摩の倉沢谷と同様に用途不明なハンガーボルトまでが連打されている。
トポでハングしたチョックストーンを越えるとされていた場所には梯子が設置してある始末。

アブミとラダーが設置されている岩は敢えて水流沿いのカンテをフリーで登ってみるとガバが続いて楽しかった。
そして荷物を取りにラダーで戻ってくると言う至れり尽くせりの整備され方w

しかしガイドが目を付けるのも分かるくらいにゴルジュは綺麗だった。
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進んで行くとどうやらツアーで入るのは最初の越えられない8m滝までの模様。
ボルトの連打はここまでで終わっていた。

トポに従い、だいぶ戻ってから左岸のルンゼを登って巻いたのだけれども予想以上に悪くロープも使ったし踏み跡も乏しかった。
落石が起きやすいので下でツアーをやっている時間に通るのは気を付けた方が良さそう。
ぎりぎり20m丁度の懸垂下降で沢へ戻った先にある8m(もっとあるだろ!?)滝はタワシとスモールカムの類が有効。
今回もフォローだったのでお気軽だったけど。
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先にはまだ少し綺麗なゴルジュが続きフリーで楽しく通過して行ける。
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ゴルジュの最後に待ち構える2段12mとやらは取り付く島も無いので見学だけして終了。
写真ではあまりに雰囲気が伝わらないので画像は割愛。
右岸にトラロープがあり巻き道は分かり易いが、例によって釣師のトラロープは支点がヤバイので信用しない方が無難。
仕事道に出てから上流部のゴーロ帯へ降りると気持ちの良い河原だった。
それぞれ思い思いにノンビリしてから仕事道で戻ることにする。

仕事道は森林軌道跡のような感じも少しはあったけれど不明。
道は所々崩れては補修した跡があったりして、決して良くは無い、てか悪い箇所も多い。
20分以内に戻れるつもりだったのだけれども、予想外に1時間ほどかけて戻ったのだった。
電柱のところで下へ向かう道をICKさんが見つけていてくれていなければ、かなり迷っただろう。

駅前ゴルジュにも凄いのがあるね、と言っていたら宇奈月が山奥なのではとの話も。
数時間のゴルジュ見学ツアーだったけれど水と石灰岩の織りなす造形には感動するね。
良い物を見ることができました、ありがとうございました。

にしてもここのガイドさんはスチールのオールアンカーを謎に打ちまくるのは何故だろう。
ハンガーはFIXEやPETZLが混ざったりしているのにアンカーがこれって?

北又谷も雪渓敗退

お盆休みは北又谷に入ったものの、またもや予想外の雪渓に引き返してきた。
敗退ではあったけれど今回もいろいろと良い経験ができ(もう2度と経験しなくても良いこともw)、
短時間でとても濃密な敗退沢となった。
(北又谷(きたまただん)の読み方は聞くまで知らなかった)

【13日】
9:30越道峠~10:20下降点~11:25北又谷~12:25魚止滝~14:20大釜淵~15:10又右衛門滝~17:20雪渓~18:30恵振谷出合
【14日】
3:30増水~7:50ルンゼより高巻き~10:00裏定倉沢の二俣~11:40登山道~12:50越道峠
(4名、8mmx40m、40mフローティング、スモールカム他)

越道峠への道ではメジロの歓迎を受け、防虫ネットがあると助かる。
越道峠からは良く整備された登山道が続いていたので地形図を見ながら歩けば下降点で迷うことは無かった。
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小一時間下降するといよいよ北又谷へ降り立つ。
苔の感じから水量は平水より随分と少ない感じだった。
これは遡行しやすいかも、と思うと同時に雨量が少ないとなると雪渓が融け残っているかもと云う不安もよぎる。
水は冷たいが、少しへつったり泳いだりすると最初のボスキャラ魚止滝が登場。
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ここは登攀隊長IMR氏が惜しみなく実力を発揮して突破してくれた。
先ずは第一関門クリア、と思ったらこの先も簡単では無く要所要所でロープを出したり小さく懸垂をしたりして進む。
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時間を掛けつつ進んで行くと次のボスキャラ大釜淵へが出てきた。
泳ぎ隊長のーるがトライしてみていい?と志願し、躊躇無く泳ぎ出してあっさりとカンテ上で上がって行った。
最初は反転水流に乗るのですぐにカンテへ泳ぎ着き、目の前の白濁した水流まで入らぬように気を付けながらカンテを探るとガバがあり上がれるのだった。
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少しの間は難しい場所も無く、恵振谷との出合まで来ると水量が減るのでまた少し安心する。
しかし、その出合にかかる又右衛門滝は難敵だった。
巻きに入る前に1回だけトライしてみることになったのだけど跳ね返されてしまった。
水から上がるのはガバがあり難しくは無いが、少し上がったところでホールドが悪~くなり、借りたスカイフックを試してみるも外れて釜へドボンで終了。
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少し迷ったものの、左岸のカンテ状から木登りで進むと何となく踏み跡があり巻き開始。
ハッキリしない巻き道を時間を掛けて進み、最後は古い捨て縄が沢山ある木より2ピッチの懸垂下降で沢床へ。

そして急流の長淵は4人いれば縦列で突破して幕場まで行けるだろうと少々楽観視した矢先だった。
先に増して水の冷たさを感じるようになり、前方にあのおどろおどろしい白い靄が立ちこめているのが目に入ってきた。
又右衛門沢からの雪が溜まったのだろうか、嫌な予感通りに巨大な雪渓がゴルジュを塞いでいるのだった。
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雪渓下の流れを縦列で突破すれば越えられるかも?等と話していた矢先、雪渓の先で岩が崩れ落ちる音が腹にまで響いてきた。
ここで雪渓が出るならこの先も、との判断もあり危機感を感じて撤退を決定。

クライムダウン、懸垂下降、釜へのダイブ等を駆使し、夜の帳が降りる前に何とか恵振谷の出合まで戻ってくることが出来た。
漸く幕場を作れる地形まで来たので一安心して土木工事を開始。
岩の上に2人ずつ分かれるか、ちょっと芳しくは無い感じだけれど水面から数十㎝くらいの河原を整地するかとなり、
そんなに増水することも無いだろうと後者を選択。
撤退が決まっているので軽量化の為にも?酒や食料を多めに消費して遅くまで宴会をしてから就寝した。

ぐっすり寝入っていた深夜、沢の上流遠くよりゴン、ゴンと響くようなものが聞こえてきた気がした。
雪渓が崩れている音だったら嫌だなあと、うつらうつらしつつまた寝入ったところだっただろうか。
「水が来た~!!、荷物を纏めて逃げろ~!!」と声が聞こえて飛び起きる。
最も熟睡していた自分が最後に目を覚まし、慌ててヘッドランプを探して脱出開始。
絶対に安心の幕営地とは考えていなかったこともあり、荷物はなるべく纏めてあったことは幸いした。
沢靴から最初にザックへ詰め込み、水浸しの中をすぐ先にあった岩の上へ荷物を移動。
更に高い場所へ避難して夜明けを待つことになった。
空が白む頃には水も引き始め、流されたと思っていたものも殆ど回収することができた。
最終的にはパーティーで沢ズボンとプラティパスが各1ずつ流失してしまったが、重要なものは何も無くさなかったのは幸いだった。
水がある程度は引いたところで撮った写真、もし最初からこんな水位だったらここを幕営地には選ばないけどね。
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タープを張り直してからゆっくり朝食を取り、退路の相談。
入渓で使った登山道が初雪山まで続いているそうなのでここを目指すことにした。
運良く幕営地は右岸なので近くのルンゼを上がり、定倉山へ向かわないように傾斜の緩い800m~850mの標高帯でトラバース、
裏定倉沢の2俣より1097mピークを目指して傾斜の緩めな尾根を上がる計画。

まだ日程にも余裕があるので気分的にも楽に出発。
雨に降られたりもしたが、目指す2俣を早めに目視することが出来たのもあり、予定通りに裏定倉沢の2俣へ20m懸垂下降で降り立った。
泥壁をバイルを刺して少し上がると灌木の続く尾根が始まり、何となく踏み跡っぽいものが出てくる。
更に登って行くと、山道の目印に使うピンクテープが現れた。
どうやら地元の人がこの尾根を釣か何かの為に利用しているらしいのだった。
あとはテープと踏み跡が続き、お昼前には目指していた1097mピークの手前を横切る登山道へ出ることが出来たのだった。
15時半前には小川温泉の駐車場へ戻り、下界で温泉から打ち上げへの流れと云う幸運。

1つ1つの出来事が強く印象に残ることばかりで週末の沢くらいの間に起きたこととは思えないくらいだった。
沢としては敗退だったけれど強力して突破し、撤退し、脱出した思い出深い時間だった。
ありがとうございました。

三国川黒又沢の、日向沢

8月8日は三国川(すぐり、もしくはすくりと読むらしい)黒又沢の五竜沢の予定が雪渓敗退にて日向沢へ転進して遡行してきた。

六日町ICより五十沢(いかさわ)方面へ向かうが、コンビニは交差点のセブンイレブンくらいなので早めに立ち寄り。
三国川ダム付近にはトイレのある駐車場がチラホラあるのでありがたい。

7:00に登山口を出発。
登山道をほんの少し上がると左手へ黒又沢入口の標識があり、コンクリートの法面をトラバースしていき踏み跡へ。
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踏み跡を辿ると素直に沢へ入るので遡行開始。
河原歩きを続けていくと川に靄が立ちこみ始め、堰堤の手前で早速雪渓が現れる。
少々嫌な感じもあるけれど下が河原なので小走りで下を通過。
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もう少し進むと御神楽沢の手前から沢は靄に包まれ、さらにしっかりとした雪渓が出現。
左側面から登って先を確認してみると、ずっと雪渓歩きの様相。
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下降予定の御神楽沢も雪渓に蓋をされているようなのでサクっと敗退を決定して下降開始。

8:30、少し下流にある支流の日向沢を遡行することに変更。
こちらも遡行されている日帰りの沢で、今回の地形図に入っているし、下山は登山道ですぐの手軽な沢だからトポ無しでも行きやすそうだし、まあいいかなと。
最初の滝で先行していた5人パーティーが左岸にロープを出していたので右岸より追い越して先へ。
こちらもまた雪渓が出現したけれど潜ったり右岸より登ってパス。
基本的にゴーロが多いけれど、登れる滝や綺麗なナメ滝も出てくる。
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ロープを出す滝は無かったけれどグングンと標高を稼いでいくのでだんだん暑さにやられてくる。
小さな釜を見つけると水風呂として涼んでみたりもしたけれど、最後の雪渓手前で枯沢となってしまうくらいに水枯れは早い沢だったので夏山登山状態。
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水が枯れてからは二俣は右へ進むようにし、先の谷間が開けた低い枯滝を進み、なるべく山頂の右手を目指す。
しかし最後は樹木混じりの厄介な藪漕ぎとなってしまった。
少し先が見えないかと木を登ってみると、ほんの10mも無いくらいの先に立派な建築物が目に飛び込んできた。
13:30、藪を掻き分け雨量観測所がある日向山の山頂に到着。
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もう少し右手の登山道へ出る予定だったけれど、頂上へダイレクトに出ることが出来たのはまあ良かったか。
山頂から雪渓の多く残る谷間や利根川の源流に位置する山々を眺めつつ、ノンビリと1時間ほど休憩。
こちらの稜線から眺めた当初予定していた五竜沢~御神楽沢はしっかりと雪渓で覆われていた。
あちらへ行ったら沢の遡行でなくて雪渓登りで終わっていたかもw
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下山の登山道は良く整備されていて歩きやすいが、延々と急な下りが続いて気付かぬうちに結構疲労してくる。
16:20、汗をダラダラと流しながら真夏の登山口へ到着。
お手軽に~と見込んだ割には思ったより長かったし、急登な割にロープを出すことも無く快適に登れる沢だった。
まだまだ雪渓は多いけれど、こちらの沢は山深くて良い雰囲気でした。

正沢川細尾沢

当初の目的だった連休の沢は土曜日の予報が悪かったために中止、日~月曜日で正沢川細尾沢へ行ってきた。
木曽駒ヶ岳へ東側より詰める沢だが、難しいところは無いので降雨による増水もあまり気にしないで済む。

伊那ICで降り、峠道を立派なトンネルでパスして木曽駒ヶ岳の反対側へ抜け、木曽駒高原スキー場跡地のヒルトップより出発。
林道を過ぎて棘のある攻撃的な植物の生い茂る踏み跡を辿って、踏み跡が不明瞭になる適当なところで沢へ降りる。
河原歩きが続くが、出発もゆっくりだったし途中で雨が降り始めて小一時間の雨宿りをしつつだったので早めに行動を切り上げ。
本谷と細尾沢の二俣の右岸にビバーク適地があったのでのんびり。
酒を多めに持参してきて良かった。

翌日の行動時間は長くなるので4時に起床、6時に出発。
20分そこそこで見えてくる40m大滝の巻きが一応の核心。
たぶん水量は多め、上部で少しひょんぐって水飛沫を沢に充満させ迫力があって良い感じ。
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右手のルンゼを少し上がり、トラバースしていくと踏み跡が途切れ、チムニー状のルンゼを登ることになる。
難しくは無いけれど岩も動くのがあったりなのでロープを出して登った。
あとは灌木帯を登り、上がり過ぎないように落ち口へ向けてトラバース。

ここから先は小滝が連続して楽しいし、晴れていれば非常に綺麗な渓相を楽しめる。
直登出来ない小滝を左岸より巻いた場所にもテン場あり。
この先も左岸に2か所程ビバーク跡があった(1つは4テンくらい、1つは2テンx2くらい)

グイグイと詰めていくと晴れ間も見えてきて気持ち良かった。
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詰めは右上の開けたルンゼへ向かえば良かったのだが、少し左よりになってしまい少々の灌木漕ぎをして修正。
雪渓も少しは残っていたけれど処理に困るようなものは全く無く、脇のコンタクトライン簡単にを歩けた。
登山道へ出てからも人は少なく、青空に高山植物が咲き乱れる絵に描いたような夏のアルプスの稜線。
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と思ったら広い山頂は反対側のロープウェイですぐ下まで上がって来た人たちで満員御礼。
やっぱりそうだよね。
下山は長い登山道を延々と歩いて暑さにもバテてヘロヘロ。
車へ戻ったのは16時近くと長い充実した1日だった。

自分以外の3人は木曽駒ヶ岳は初めてだったので100名山を1つゲット。
台風でどうなることかと思ったけれど楽しい沢旅の週末だった。
ありがとうございました。

秋晴れのヒツゴー沢へ

9月28日は山岳会の集中山行で谷川岳へ突き上げるヒツゴー沢へ行ってきた。
登れる滝が続くと聞いていたけれど本当に高巻きは1度も無く綺麗な滝を登り続ける沢だった。

【今回のコースタイム】(5人パーティー)
6:00出発~7:25ヒツゴー沢出合~13:25登山道~14:05オキの耳~15:20天神平駅

前夜の宴会で睡眠不足やら二日酔いの面々もちらほら見かけるが時間通りに出発。
入渓点へ向かうのと違う登山道へ入るところだったが、最初に入口で地図を確認したのですぐに気付き、慌てて車を動かして目的の駐車スペースへ移動して仕切り直し。
ヒルが出ると噂の登山道は、昔仕入れて使っていなかったヤマビルファイターのお蔭か秋が近づいてきたお蔭か被害は全くなかった。

テクテク登山道を歩き、無事にヒルには出会わず出合の二俣まで着いたらハーネスとヘルメットを装着。
ヒツゴー沢は伏流となっているが少し進むと水が出てきてすぐに最初の滝が登場する。
ここから次々と滝が続くので最初の方の滝でもうロープが必要となるなら先を急いだ方が良いだろう。

遡行自体は明るく開けた沢に次々と滝が現れるのでワラワラと好きなように登って行くのみ♪
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とにかく遊びまくれる沢で、丸太が掛かった滝は真横を歩いて通過できようが丸太登りをしてみたり。
側壁を登れようが水流の中を直登してみたりと弱点より面白いラインを登る。
チョックストーンの右側が階段でも左側の隙間をワイドムーブで抜けてみたり。
今回のメンバーで1番体格の良かったM氏も割れ目に詰まって登って来る。
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日帰りの沢なので水量は多く無いけれど綺麗な釜があり小さなウォータースライダーも楽しめた。
遊び好きなメンバーがそんなことばかりやっているので、あまり変なルートを登らないY氏は途中どんどん先行していたw

20mチムニー滝は左の隙間をワイド登りしてみたかったけれど支点も取れないので自重。
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ロープを出したのが3回と支点を作ってお助け紐を出したのが1回あった。
フリーソロで登るメンバーはそのまま抜け、必要に応じて後続メンバーにロープを出してそんな感じ。

詰めはここも天国の詰め。
紅葉の始まる薄まりかけの緑と始まりかけの赤が混じった草原の中を進み、涼しい風に少しずつ深まって行く秋を感じつつ素直に登山道へ出た。
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沢中で遊び過ぎたからか予定より遅れて肩の小屋へ着き、縦走組とマチガ沢組とはほんの少しの差で合流できず。
ガスが湧いてきてしまったが多くの登山者で賑わうオキの耳まで歩いて記念撮影。
登山道は団体やらなんやらで渋滞が酷かったものの、ロープウェーは待ちも無く乗車できた。
ベースプラザよりバスで移動し、少々すったもんだの後に先に下山していた白毛門組に車で迎えに来てもらって、自パーティの車を回収して湯テルメ谷川へ。
ここで縦走・マチガ組と合流することが出来たので皆で一緒にご飯を食べて壁パーティーの下山を確認してから帰路へ着いた。

予想以上に明るく色々登れて楽しめる沢だった。
ありがとうございました!

【まとめ】
迷うような枝沢も無いので入渓点と詰めだけ確認しておいて滝は現場処理で登って行くのが楽しい。
多くの滝で登攀ラインは複数取れるのでいちいちトポを見ながら同じラインを登っていたら勿体ない。
慣れた人ならロープ無しで全ての滝を登れるが初心者がいる場合は使うことになるくらいの難易度。
30mロープを持参したけれど懸垂下降を考慮しなければ20mでも足りたかも。
節理があるので確保にエイリアン緑(マスターカム青サイズ)が使えた。
今回も沢靴はラバーソール。

百名山Get♪御嶽岳山~濁河川兵衛谷シン谷

9月13~15日は木曽御嶽岳山へ詰める濁河川兵衛谷シン谷へ行ってきた。
当初予定していた沢の地域に雨予報が入り、前回まで雨で延期し続けていた兵衛谷へ直前での転進。

【今回のコースタイム】
8:00巌立公園~12:30兵衛谷出合~14:25曲滝~17:00扇滝~17:15取水堰堤~17:30幕営地
7:05幕営地~8:45吹上滝~9:20屏風滝~10:00堰堤形滝~11:40竜門の滝~12:00袴滝~14:50材木滝~15:55シン谷出合~18時過ぎ?幕営地
6:45幕営地~10:00最後の滝~10:40サイノ河原~11:25御嶽岳山頂~12:45五の池小屋(タクシー予約)~14:25濁河温泉登山口~14:50タクシー到着~15:50巌立公園

堰堤形~柱状節理に囲まれた美瀑
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竜門の滝~浸食でアーチが作られた不思議な滝
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苔のラインより水面が低かったので平水より少な目と思われる。
下部はゴルジュがこれでもかってくらいに連続、滝はオールスター揃い踏み。
それぞれに全く違う個性を持った不思議な造形の立派な滝が次々と現れ感動の連続。
最後に熊も見かけるオマケ付き。
ガイアを感じる沢との噂は本当だった!?
行動時間が長くなり大変だったけれど本当に素晴らしい沢だった。
ありがとうございました!
ロープ40m未使用、フローティング30m少し使用、ラバーシューズはヌメるけどまあ登れるので良かったか。

胎内川 頼母木川 上ノ小俣沢

9月6~8日は胎内川の頼母木川上ノ小俣沢へ行ってきた。
当初は別の山域の沢を予定していたのだが、今週もまた予報が微妙だったので直前で晴れ予報の地域へ変更。
で、転進先は飯豊のゴルジュにケテーイときた。
雨量計情報と天気予報は悪く無いし、3連休を確保しているので新潟まで遠征。

【今回のコースタイム】
6:30奥胎内ヒュッテ(乗合タクシー)~6:45足ノ松尾根登山口~7:05堰堤~10:15小俣沢出合~12:00逆くの字滝~13:35下ノ小俣沢出合~15:35 20m滝~17:35高巻き終了~17:55幕営地(5m滝手前)
7:20出発~9:45登山道~9:55頼母木山頂~10:20頼母木山避難小屋(休憩)~13:50足ノ松尾根登山口(14:00乗合タクシー)~14:15奥胎内ヒュッテ

休日は5:30~6:30まで奥胎内ヒュッテから足ノ松沢へ行く乗合タクシー\300があると知り2時間半の睡眠で間に合わせる。
登山口で尾根歩きの4人と別れて使われなくなった林道を歩いて行くと堰堤の前で沢に下りて行く。
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ゴルジュのゴーロを歩いて行くとだんだんと両岸が迫ってきて、滝が現れると最初の核心のゴルジュが始まる。
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この滝は右から泳いで押し戻され、奮闘するうち左壁伝いに進むと少し流れを避けられることが判明。
しかしスタンスが無く這い上がれなかったのでショルダーの要領で水中で相方の膝を借りて踏み台として這い上がり、上から腕を掴んで引き上げて突破。
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次々と出てくるゴルジュの滝を泳いでへつって突破していく。
この奥にある滝はロープを出して左壁より。
すぐ近くなのにトップの声が滝の音にかき消されて意思の疎通が大変だった。
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小俣沢は本流と比較すると水量の少なさに少し戸惑ってしまうが顕著な流れ込みなのでここしか無い。
入ってしまえばゴルジュが始まり奮闘していくことになるのだが。
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突破不可能だった滝は高巻きをして斜め懸垂下降で落ち口へ。
高巻き中に覗きこむと釜がとても綺麗だった。
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逆くの字滝は滝のすぐ左より高巻きに入ると何となく踏み跡が良い感じに続いて落ち口へ到達。
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まだ早いので先へ進む、の前に綺麗な釜が現れたので取りあえず飛び込む!
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開けたゴルジュに巨礫や登れる滝が続き、青空が広がり明るく楽しい遡行が続く。
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下ノ小俣沢は少し奥まった場所に立派な滝が掛かっている。
これを25m滝と間違ってここへ入った記録もあるので注意?
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そろそろ幕場を探しつつ歩くが、候補に出来そうな場所も何だかパッとしないと先へ進み続ける。

この滝は左壁に残置があるけれど錆びてペラペラ。
しかし綺麗な節理があるので0.4以下くらいのカムがあると良い。
ここも荷物背負ってフォローで。
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沢の正面がガレガレになったところで沢は左へ曲がり、そこには立派な25m滝が待ち構えている。
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高巻きはガレ沢を少し登ってから樹林帯へ入るのかと思いつつ、早めに草付ルンゼの部分から入ったら泥壁で悪かった。
ロープを出したり懸垂下降をしようとして取りやめたりした挙句、豊野さんトポで7m滝の上まで巻いているのに気付いて延々トラバース。
踏み跡らしきものが現れたり不明瞭になったりする樹林帯の中を進み、緩いルンゼ状を越えた先の尾根より素直に沢へ戻れた。

すっかり時間が押してきてしまっているので2俣の少し開けた場所で妥協して?整地する。
何だかんだで気持ち良く寝られる場所を確保できたので良かった。
久し振りの心地良い炎でベーコンを炙りつつ穏やかな夜が過ぎていくのだった。


夜中から明け方までポツポツとタープを叩く音が断続的に続き少し心配したが、
出発時には雨も止み、歩くうちにだんだんと青空が広がってきた。

15m滝は右手の細い流れの下から凹角へ入って行くと引っ張れる木を繋いで少しの巻きで落ち口へ辿り着けた。
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詰めはお花畑と穏やかな草原。
ナルミズ沢で使われる天国の詰めはここにもあると云った解放感で夏の終わりの日差しに光る草色と風が心地良い。
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地神山方面へ続く登山道が見えてきたらすぐに頼母木山の山頂近くの登山道へ出た。
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頼母木山避難小屋の白が緩やかな緑の丘に映える。
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前に下った胎内尾根や今回遡行した頼母木川を見ながら足ノ松尾根を下りて行くと笹はやがてブナや松へと変わり、急登が急に緩くなったところですぐ登山口が見えた。
奥胎内ヒュッテ行きの乗合タクシーが来る時間(休日運行時間)の10分と少し前にタイミング良く到着。

暫くここにいたくなるような雰囲気の良い奥胎内ヒュッテで一風呂浴びてソフトクリーム。
堪らないね。
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直前に決まって緊張しつつ入った沢だったのだけれども。
予想以上にコンディションも良く、初日のまたやっちまった感のある長時間行動により2泊の予定が1泊で下山してきてしまった。
天気に振り回され行きたい沢へなかなか入れないシーズンとなってしまったが、また来るとは思っていなかった胎内に行くことが出来て充実した沢となった。
どうもありがとうございました。

入川金山沢~大荒川沢

2014年の夏は週末の天気が毎回のように崩れてしまっている。
お盆休みも前半で敗退してきたので後半にどこかへ行きたいのだが、天気がマシなのは関東南部のみ。
奥秩父なら大丈夫かな?と入川金山沢・大荒川沢へ行くことにした。

しかし癒し系と聞いていたのだけれども水量が多かったのか予想以上に大変だった。
今回は久し振りにフェルトソールにしたのだが苔でヌメるし倒木を渡ったりしたので正解だったと思う。

【今回のコースタイム】
9:05入川渓谷観光釣り場~10:10赤沢出合~11:45中小屋沢出合~13:35金山沢出合~15:30ゴンザの滝~16:15大小荒川沢の二俣(幕)
5:50出発~11:00西破風山(20分休憩)~13:55真ノ沢林道~14:50柳小屋~16:55赤沢出合~18:00入川渓谷観光釣り場


当日の朝に出発、秩父の向こう側だから近い感覚になっていたのだが西沢渓谷の北側だったので思ったよりかは遠かった。
入川渓谷のキャンプ場の先に渓流釣り場があり、ここの駐車場に車をデポ(\500/1日)。

森林軌道をテクテクと暫く歩いて赤沢出合で沢装備を装着して入渓。
苔の位置からして水量は平水時より5cmは高いような感じがする。

泡立つゴルジュを突破したり、高巻きの先が悪そうで懸垂下降で沢へ戻ったりと、何だか見た記録と違うような遡行となる。
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まだ入川本流を抜けていないうちににわか雨が降り始め、一時は本降りの様相を呈してきたので少々焦って進む。
幸いにもずっと降り続きはせず、本流で増水することも無く金山沢へ入ることができ、枝沢の水量が減った中に入ったことで少し安心する。
金山沢はトポの滝がどれだか良く分からないので適当に登ったり巻いたりして進む。
トポに書く滝は特徴的なものに絞り支流やガレ等の地形を書いてある方が地形図と照合出来て良い気がするな。

ゴンザの滝等の大きな滝は高巻きの踏み跡も明瞭で歩きやすかった。
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この上には幕営跡があった。

CS滝も巻いたけれど水量が少なかったら突破できるのだろうか。
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小荒川沢と大荒川沢の二俣まで来たところで雨は本降りとなり雷鳴も近くなり、時間も遅くなっていたのでここで幕。
代々使われていると思われる広くて快適な幕営地があったので良かった。
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今回は雨で焚火も無理なので、乾いたものに着替えて屋根の下で乾杯。
夜中タープを叩き続けていた雨も明け方には何とか止んでくれていた。


2日目は朝からシャワークライミングとなるので雨の中だと気分もブルーになってしまうところだった。
降っていなくても水量は多めのようだし水も冷たいのだが。
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この日は時折晴れ間が覗き、テンションも上がったりしたが基本的には曇り空。
晴れれば滝もナメももっと綺麗だったのだろうに。

この滝は登れそうに見えなかったが高巻きをしようとして少し登ったところから見ると奥が登れそう。
下りて水しぶきを浴びながら奥まで進むと登れるラインが隠れていた。
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滝を越えて倒木を越え、水流が消えてガレを詰め、途中から右手の尾根へ上がる。
藪漕ぎは無いが腐った倒木や分厚い苔で少々歩きにくい。
途中では時折現れた古い登山道跡と思われるものを通ったりした(後で下山に使うルートだった)
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コンパスを見ながら進んで行くと、少々予想外な感じに西破風山頂上のすぐ近くの登山道へ出た。
時間的に余裕が無いので山頂で少し休憩したら下山開始。
当初の計画では木賊沢を下降だったのだが、時間がかかりそうなので尾根より下山することにした。

少し西にある「破風山歩道通行止」の標識より北に延びる尾根へ向けて進む。
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通行止と書いてあるだけあって踏み跡はおろか赤テープ等の類も全く見ない。
地形図とコンパスを頼りに尾根を進む。
木賊沢寄りの尾根へ進んだのだが、柳小屋へ向かう尾根を目指した方が良かったかも知れない。
そちらの尾根ならば真ノ沢林道が降りていく尾根なので合流しやすかったかも?なので。

今回は木賊沢沿いの尾根を降りていけば真ノ沢林道と交わると思っていたのだが見つからず迷ってしまった。
仕方ないので真の沢を下降してしまおうと斜面を下りていくとピンクテープが見つかった。
探すと薄い踏み跡に新旧混ざったテープが幾つか見え、ここが真ノ沢林道だと確信できた。
時々不明瞭になる真ノ沢林道を踏み跡とテープを探しながら短くは無い道程を暫く歩いて行くと柳小屋へ到着。
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まだ道程は長いが、ここまで来れば迷わずに帰る目途がついて一安心。
地形図では登山道は川沿いだが、実際には山と高原の地図にあるようにかなり川から離れて高い場所を通っていた。
入渓点だった赤沢出合まで戻ればもう何も考えずに歩ける軌道跡。
日が暮れる前には車まで戻ることができ、12時間行動の1日が終わったのだった。

癒し系のつもりが予想以上の長時間行動となり、奥秩父の広い懐に包まれた沢を満喫できた。
道の駅の大滝温泉は20時まで営業していたので焦ることなくサッパリとしてから家路へ。
また少しやり過ぎちまった感もあるけれど楽しい沢でした。
ありがとうございました。

庚申川から皇海山へ

8月2~3日は庚申川より皇海山を登り、百名山45座目をゲット。
まだピークを踏んだことの無い皇海山へゴルジュの沢から行けるらしいと知り庚申川より目指してみることにした。
遡行図とはゴルジュや滝が全然一致出来ず、支流の流れ込みと地形図で判断して現場処理(行き当たりばったりな感も)となる遡行となった。
まあ支流の流れ込みは地形図通りだしゴルジュは遡行図に関係なく泳いで取り付いてみればいいので問題無し。

【今回のコースタイム】
6:55国民宿舎かじか荘~7:10入渓~8:00雨降沢~9:20笹見木沢~11:00水ノ面沢~13:30三才沢~14:30二俣~16:35幕営地
6:30幕営地~6:40六林班林道~8:30稜線の登山道~8:35鋸山山頂~休憩9:05~10:00皇海山山頂~11:10鋸山~13:40庚申山~15:30一の鳥居~16:35かじか荘

かじか荘を出発してすぐに現れる通行止めの手前より適当に沢へ下りる。
丸石沢のところになる筈なのだけど地形では沢があるものの流れ込みは良く分からなかった。
水の綺麗な河原を歩いて行くと20分ほどで堰堤が現れるので右岸よりハッキリしない薄い踏み跡を繋ぎつつ巻く。
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だんだんとゴルジュ地形となり水に浸かりつつ進んで行くと釜を持った滝が。
これは右岸の岩棚を登り巻いた。
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この川はとにかく釜を持っていたりゴルジュ地形だったりして水と遊ばせてもらえる。
ウェットスーツは必携だ。
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滝の高さは無く必ず深い釜を持っているので可能な限り泳いで取り付くのが正解となる。
登れない滝はあまり時間をかけずに巻くことが出来たが。
この滝は巻き道に釣り師のものと思われる古いロープがあった。
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この滝は深い釜を持っているが泳いで水流を浴びながらカンテを登ることができた。
先に登って振り返ると、しっかり水中メガネを掛けて登ってくる姿、流石だw
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巨礫も多い沢で岩の隙間を抜けたりよじ登ったり、また現れる釜を泳いで小滝を突破したり。
浅瀬にいた岩魚を手掴みで捕獲できてしまったなんてラッキーも。
遡行図で10mの滝と高巻き印のあった場所は釜と小滝を越えた先の乾いたスラブ滝のことだったのだろうか。
ラバーの沢靴ならペタペタと快適に登れてしまうのでハッキリしなかった。
※この沢の赤茶けたコケは素晴らしく滑るのでフェルト好きには悩ましいところか。

そして少ない残置の一つがあるこの滝。
ホールドの方向が悪かったのでボロスリングと錆ハーケンは利用させて貰った。
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古い幕場跡地もあったが適地は豊富と記録にあったのでベストな場所を探して先へ進む。
どんどん上流まで進んで漸く見つけた幕場でタープを張り、煙を起こしてブユを追い払ったら先ずは乾杯。
なんと沢の中で泊まるのは今シーズン初だったので久し振りの焚火が心地良かった。
天気予報が良い方向に外れて本当に良かった。


翌朝は青空も見える中を気持ち良く出発。
歩き始めて10分ちょっとくらいで六林班の林道が横切る。
薄い踏み跡と赤テープが両岸に1個ずつ見えるだけなので注意していないと通り過ぎるだろう。

この先は流石にゴルジュは無いが、ヌメり気味でボロいナメのルンゼが現れる。
あまり悪そうだったら樹林の続いている尾根を探して上がってしまうのが正解かも知れない。
我々は途中で行き詰まりかけ、脇の草付をバイルを刺しながら脱出して尾根へ抜けた。
20140802kousin08

尾根へ出てからは10分とかからずに登山道へ、登山道を歩いて5分もすれば鋸山山頂へ着いた。
鋸山山頂直下に詰めてきていたらしい。
このギザギザな山へ詰めたら、そりゃ傾斜もきついか。
20140802kousin09

ここで沢道具を干しておき、殆ど空身で皇海山を目指すことにする。
遠く見えた道のりも整備された登山道ならまだ早く、降りて登って1時間ほどで皇海山のピークを踏むことができた。
関東近郊に残る数少ない百名山を沢から1つゲットできて満足♪
20140802kousin02

鋸山へ引き返してデポしていたザックを回収して荷物をまとめたら庚申山経由で下山。
この登山道は鎖とか笑えるような梯子とかが出てきて面白い。
鎖の支点は枯れてグラグラ揺れる木だったりするので注意、絶対に全体重でぶら下がらないこと!
20140802kousin10

切れ落ちた尾根もだんだんと緩くなり、庚申山を過ぎるとしっかり整備された登山道となる。
しかし最初は良かった天気はだんだん怪しくなり、大胎内くぐりの辺りで本降りの雨に捕まってしまった。
しっかりした登山道を下山中の雨なので心配事も何も無いのは良かったのだが。
だんだんスピードアップして早足で下り続け、夕方にかじか荘へ戻った時には雨は上がっていた。

長丁場でヨレヨレになったけれど楽しい沢で百名山を登ってくることが出来てお腹一杯の週末だった。
ありがとうございました!

日原川の倉沢谷

大井川倉沢を雪渓敗退して連休が1日余り、天気予報も悪く無いので涼しい場所へと日原川の倉沢谷へ。
大井川倉沢の次に日原の倉沢とはややこしいけれど水遊びは一緒。
少し下部を見学してから高巻き禁止で倉沢谷を遡行。
ウェットスーツにラバーの沢靴で泳いでへつって突破。
20140721kurasawa01

予定を越えて塩地谷の登山道と合流するところまで行ってきた。
こちらはトポで巻きとなっているところも直登出来て残置があったり。
予想以上にゴルジュの沢で面白かった。
20140721kurasawa02

登山道の上流は倒木でボサボサだったけれど、上までなのか?

大井川倉沢は雪渓で撤退

7月19~21日で大井川の倉沢へ行って来る
予定だったがゴルジュCを抜けたところ、戸間ノ滝沢落ち口にあった雪渓で断念して下山となった。

7:00バス~8:00椹島~9:30倉沢~11:10ゴルジュCヒョングリ滝~12:10雪渓で断念~14:15登山道~15:30椹島ロッジ
バス乗車券の為に宿泊、20日に帰宅。

海の日は登山客も多く3便目となった7:00のバスで椹島へ。
準備をして大井川を下り、左岸より最初に合わさるのが倉沢谷。
記録では朽ちかけたワイヤーの吊り橋を渡ったとかあるけれど普通に川を下れば行けた。

入渓するとゴルジュの連続で、ドキドキしながら次々と現れる滝を突破していく。
高さのある滝は少ないし釜があるものが多いのでトライしやすくて楽しい。
ゴルジュAの残置はスリングを掛けて突破、ショルダーとかはやらなかった。

ゴルジュBの懸垂は40mロープで丁度いい感じだったので30mだと面倒そう。
ゴルジュへ懸垂下降した先がまだゴルジュってドキドキする。
20140719kurasawa01

ヒョングリの滝が登場するとゴルジュCの始まり。
これは意外と簡単に抜けられるけれど迫力満点。20140719kurasawa02

泳いで取付き、ボルダームーブで突破できると嬉しい。
20140719kurasawa03

ところがゴルジュCの抜け口あたりで雷鳴が聞こえて少々焦る。
雨は殆ど降っていなかったものの一旦様子を見たいと安全地帯のありそうな先へ急ぐ。
戸間ノ滝沢の落ち口へ来たところで倒木がモシャモシャと重なり合い、その先には雪渓が残っていた。
最初の雪渓はアーチ状で下を潜れるが、先には崩壊した雪渓がゴルジュの中に積み重なっているのが見えた。
こりゃ水線通しはヤバイな・・・
20140719kurasawa04

大高巻きになると今回の目的であるゴルジュ突破も高巻きで無くなってきそうだし撤退を決定。
すぐ下より右岸を登ると安心の木の根を掴んで登り続けることができ、そのまま稜線へ出て1800m付近で登山道へ。
そして椹島ロッジで一風呂浴びてビール。

タイミング悪く今年は雪渓が残ってしまっていたようで宿題となってしまったがゴルジュ突破の面白い沢だった。
また来たいですね、ありがとうございました。

ロープを使ったのはゴルジュBの18m懸垂のみ。
高巻きも殆ど無くラバーソールの沢靴でゴルジュ突破を楽しめた。
見かけた残置は最初のゴルジュAで利用した錆たピトン1つくらい。

尾名手川~大滝沢~大久保沢下降

7月6日に尾名手川で沢始め。
日曜日は降らない予報だったが、岩のコンディションはどう考えても悪いので沢へ行くことに。
水量の多い沢の入門編とある尾名手川に梅雨時なら水量も多めで楽しかろうと提案されてGO。
トポの大滝沢は山と高原の地図では中ノ沢と記載されているようで、どちらが正しいか不明。
ざっと

【今回のタイム】
8:15駐車スペース~11:20大滝沢出合~13:25登山道~14:25権現山山頂~14:45尾根より下降~17:50駐車スペース

集落の最初にある青い屋根の車庫の手前にスペースがあり大久保沢の出合に近いので駐車。
入渓点が分からずウロウロしてしまうがトポを良く見れば良かった。
橋を渡って鶴川から尾名手川の右岸より大きな堰堤を越えると入渓点。
予想はしていたが期待していたより水量は少ない印象。

尾名手川は難しい場所も無くただひたすら沢歩き、ウォーターウォーキングってやつ?
滝にフィックスロープがある場所は水流より登った方が楽しいし安全だと思う。
あの大雪の影響なのかモシャモシャと倒木が多くて大変。

大滝沢(トポの)はハングした滝を右岸より巻いて入って行く。
こちらは幾つかの沢登りらしい滝があり良い感じに登れる。
初心者にはロープが必要だけれども支点は無いので座ってボディビレイかハーケンを打つかが必要になりそう。
詰めは雨で少し緩んだふかふかな土の斜面で疲れる。

権現山のピークを過ぎて神社の先のコルを越えて尾根より下降してみる。
下り易そうな場所を適当に選んでいけば大久保沢へ入れるので楽でいい。
水が出てきて最初の滝は上部を小さく巻いて下部をクライムダウンしたが綺麗な滝だった
20140706onate01

最後だけ数メートルの懸垂下降をしたけれど滝があっても殆どがクライムダウンしていけるので下降に適した沢だろう。
最後は鶴川の橋の脇を渡渉して駐車スペースのすぐ近くの道路へ戻ることができた。
難しい場所はあまり無いし水量は全然多く無かったけれど行程は長かった。

割引沢~上トトンボ沢~ブサノ裏沢へ

10月13~14日で巻機山の裏側の沢へ行ってきた。

割引沢コースより登り巻機山のピークを踏み、上トトンボ沢を下降してブサノ裏沢出合で一泊。
ブサノ裏沢を遡行し、また巻機山のピークを踏んで井戸尾根ルートより下山。
隣の尾根、隣の沢を行ったり来たりの周遊コースだが沢と紅葉が綺麗で素晴らしい山旅だった。
(ラバーソール沢靴、30mロープ)

【今回のコースタイム】
6:20桜坂P~7:45ヌクビ沢分岐~10:20割引岳山頂~11:10牛ヶ岳手前~12:10沢筋~
15:40ブサノ裏沢出合~15:55幕場決定

5:00過ぎ起床~7:10出発~10:4 70m大滝?~12:25登山道~13:00巻機避難小屋~
14:50桜坂P


6時くらいに駐車場へ着くと薄暗い中を登山者が次々と出発していた。
あと30分もせずに路駐が溢れ出すのだろう。
紅葉シーズンの巻機山人気は相変わらずのようだ。

しかし今回我々が選択した割引沢ルートは地図には一般登山道として書かれているものの、殆ど沢登りと呼べるもので井戸尾根コースと比較してしまうと閑散としている。

井戸尾根コースと分かれて割引沢コースへ入るとペンキや鎖がちょこちょこと出てくるがバリエーション的な趣となる。
最初から沢靴を履いているので沢の中も全く気にならず、ルートを外れて沢を進むのも快適。

20131013busa01

ヌクビ沢コースと分かれて滝の脇を登り、少し進むとゴルジュの手前で急な尾根へと続く。
登山道と呼ぶには笑えるくらいの急斜面で息が上がるがグイグイと標高も稼ぐ。

標高を上げ稜線に出ると紅葉は綺麗だが強風に体温を引き剥がされガスに包まれ視界も悪い。

20131013busa02

混雑する巻機山の山頂は人まみれの写真を撮るだけにして牛ヶ岳の先にある上トトンボ沢を目指す。
牛ヶ岳の直前の踏み跡?より尾根を下降、右手に見える薄い尾根の先を目指し、コル最下部より前方へトラバース気味に下降していく。

20131013busa03


前回の敗退時に偵察していたので視界が悪くても無事に上トトンボ沢の沢筋へ降りることが出来た。

上トトンボ沢の下降は懸垂下降をする場面も2か所あったが、基本的にゴーロが多く悪い場所は無い。
下トトンボ沢との出合も近い場所だったろうか、突如巨大な魚影!?と聞いて見てみると本当に大きな魚影が浅い沢の中を逃げていく。
しかし浅すぎた為に隠れる場所も無く、浅い岩陰に潜んでいるので手を入れて探るとヌメるものを掴んだ。
そしてあっけないくらい簡単に40cmの大イワナを手づかみで捕獲できてしまった。
思わぬ獲物に一応持ってきていたテンカラ竿はまた出番無し。

20131013busa04


ブサノ裏沢出合には山登魂パーティーのものと思われる焚火跡があった。
我々はここよりも開けた場所を探してブサノ裏沢を少し遡った右岸に幕とする。

ずっと曇りでほんの少し雨もパラついた1日だったが、夜になると月明かりも煌々と雲間に星も見えるようになった。
日が落ちると共にぐっと冷え込み、乾いた流木の勢い良く燃える暖かさが頼もしい。

20131013busa05

朝にはテントの外に出してあったザックに霜が降りていてウェットには氷が付着していた。
もう季節は晩秋となりつつあるのを肌で感じる。

太陽が出て来るも肌寒さのあるブサノ裏沢を遡行していくと、予想以上に綺麗で立派な滝が次々と現れてテンションも上がっていく。

20131013busa06

8m滝?で最初にロープを出す。
残置ハーケンが2本ほどあり固い岩のフェイスにホールドが続いていた。

20131013busa07

この辺りからナメと滝が続き、開けた青い空に白い岩と紅葉の始まる山々が映える。

20131013busa08

しかし意外と悪い場所もありまたロープを出したり悪い草付を巻いたりする。
勝手にもっと癒しかと思っていたので焦った。
開けた沢の上に青空が広がり綺麗な滝が連続しているのだけれども。

20131013busa09

源頭近くには遅いラズベリーが実っていて今回も拾い食い歩き。
滑る黒苔も増えてラバーの沢靴は滑りやすいので注意は必要となってくるが。
最後は景色が見える程度の笹薮漕ぎをして12時半には素直に登山道へ出る。

20131013busa10

また人で溢れる巻機山山頂を経由して避難小屋で休憩。
ここで米子沢へ来ていた会のIKYさんたちにタイミング良くバッタリ、こんにちわ~
下山は井戸尾根コースで沢山の登山者をかわしつつ桜坂駐車場まで。

2013シーズン最後の沢はとても綺麗で楽しかった、ありがとうございました♪
プロフィール

まによん

Author:まによん
晴れた日のアウトドアが好き。
猫を見るとちょっかい出そうとする。

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